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誰か治せるものなら治して欲しいのである

2013年3月19日 15:05(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

何をかくそう私にはいくつかの病気がある。

・・こう書くとなんだかもの凄い誤解を受けそうなので早めに言っておくとリアルな病気ではなくあくまで私の性格上のものとして、ということなのであるが、その中の一つに「車ホシイホシイ病」というのがある。

この表記はこの表記で色々と誤解を受けそうなのであるがもう書いたからにはこのまま突っ走ろうと思う。

どんな病気か、とこの病名を書いている時点であまり説明の必要性が無いような気もしないでもないのであるが、一応説明しておくと「1年中新車が欲しくなる」というかなり厄介な病気である。

例えば、去年の2月に恥ずかしながら某M社のコンパクトカーを購入した。
コンパクトカーながらなかなかに上質で走りもキビキビとした走っていて非常に気持ちのいい車である。
購入にあたっては自分の小遣いを貯めてまるで小学生がファミコンのカセットを買う時のようなドキドキ感を持って購入した。
購入1年経ったが今のところ大きな問題は無い。総じて良い買い物をしたと思っている。


が、 

が、である。

ここからがこの「車ホシイホシイ病」の恐ろしいところである。

これほどまでに自分の買った車にさしたる問題も無く、かつ買ってからたかだか1年しかすぎていないのにも関わらず気がつくと新車購入シュミレーションにせっせと金額を入力している自分がいるのである。恐ろしい話である。

さらに恐ろしいのはこの自分の欲求を抑えなくては、抑えなくては、ともの凄い勢いで心の奥底に封じ込めているはずなのに気がつくと家族に「こんな車が欲しいんだが、いかがでありんすか」と口走っているのである。当然家族からは気でも狂ったのではないか、という冷たい視線を浴びせられる事になるわけである。

なんと言うかまさにファミコンカセットを買う感覚でいる自分がそら恐ろしくなるわけである。

実際昔から異常なほどの新し物好きであり、機種交換した携帯電話はPHSから数えると実に20台の大台を突破しており、ここまで来ると家族になることすら躊躇させる何かを感じさせても無理からぬ出来事であると言える。(そんなわけで我が家にはレアアースがゴロゴロしている)

まあ車を購入するというのが酒もタバコもギャンブルもやらない自分の唯一の趣味である、と一時期は主張しようと思ったが月曜から日曜までボクシングだフットサルだバンド活動だ料理だ炊事だ洗濯だとやっている時点でとんだ嘘つき呼ばわりされて終わるので止めた。

とりあえず大抵は「正気に返れ」と家人に蹴られて我に返るケースが多いのであるがこういった春先など季節の変わり目になるとどうやら病気が悪化するようである。なぜかというとこれを書いている今、気が狂いそうなほどに病気が発動しているからである。こうした駄文でも書きなぐっていないとうっかり買ったばかりの愛車を下取りに出しかねない勢いである。

私の仕事というのはお客様からいただいた不調に対する相談を解決することなのは言うまでもないのであるが、私の病気を改善させるには巨万の富か人間失格の烙印のいずれかをゲットしなくてはいけない難病指定である。どなたか治せる方(寄付含む)がおられたら是非お願いしたいところである。




とりあえず落語の「まんじゅう怖い」で締めくくりますと「次は日産のフーガが怖い」、ということでお後がよろしいようで・・(包丁を舐めながら自分を睨んでいる家人から後ずさりながら)