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プライベートダダ漏れである

2013年4月25日 10:42(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

もの凄いお恥ずかしい話であるが2年ほど前から肛門の周辺が痛い。

乾燥の季節に痛み、季節が過ぎると善くなるので放っていたのであるがここにきてウオッシュレット時にしみるようなこともあり、ようやく重い腰を上げて病院で診てもらうだけ診てもらう事に。

さて、何科に行けばいいのかと思ったものの泌尿器科か肛門科であろうということで地元に「おしりのクリニック」さんがあったので先日の休みの日に受診してみたのであるが。

生来病因嫌いというか、病院に行く必要性が全くない私の事であるから、まあ病院などに行くと場違いかつ落ち着かないこと山のごとしである。しかも肛門科という少々特殊というか通うのに勇気がいる(個人的には)場所であるが故にその落ち着かなさも尋常ではない。受付の若い女性の事務員さんに「今日はどうされましたか?」と笑顔で訪ねられると「ええ、肛門を少々」という台詞をひねり出すのがせいぜいである。

さらに困った事に、ここにきてうかつにもここの院長先生が女性であるのか男性であるのか下調べをするのを失念していたことに気づく。男性の先生であればよいがうら若き女性の先生に肛門の周辺をこねくり回されるなど想像しただけで恥ずかしさのあまり嘔吐しそうである。

待ち合い室のソファに座って頭を抱えて「俺の馬鹿」と幾度も呟く私を気味悪そうな目で見ながら男性のご老人が通り過ぎて行った。

そうこうしていると「杉山さん 杉山卓也さん 1番診察室へどうぞ」とマイクで放送が入る。男性の声である。

幾分ホッとした気分で「失礼します」と診察室へ入ると気さくな感じの40代中頃の医師が待っておられた。ああよかった。

「はい今日はどうされましたか〜?」

「はい、実は2年ほど前から肛門の周囲が切れたように痛んでおりまして」

「ああ、そうですか じゃあちょっと診てみましょうね。ではそこのベッドに壁を向いて横になってズボンと下着をおろして下さいね〜」

「あ、は、はい」

さすがに男性相手でも恥ずかしいものでもじもじしながらそれでも横になり、下着をおろそうとした時である

「ほい、じゃあ君 ちょっとお手伝い差し上げて」

先生が部屋の奥に声を掛けると若い女性、看護師さんであろうが出てきた。最悪な事に凄い美人である。

「はい、かしこまりました」

そういうとこの看護師さん「はい、杉山さん 失礼しますねぇ」と言いながらいきなり私の下着をずり下ろしにかかるではないか。あまりのことで「うぎゃああああああ」と悲鳴を上げそうになるが、唇を血が出るほど咬んで何とかそれを飲み込むが、この看護師、なんという攻撃力であろうか。あと2秒あれば思わず舌を噛みちぎるところであった。

恥ずかしさのあまり顔から火が出る状況でとんでもない姿勢をとらされて「はーいでは診ま〜す」というかけ声とともに肛門周辺から肛門の中まで診察が始まった。この世の地獄である。「大丈夫ですか〜?」という先生の声に思わず「一思いに殺して下さい」と言いかける。

そんな永遠とも言える時間が過ぎ・・・誰の目も見れない気分でズボンと下着を上げ、精魂尽き果てた顔で先生の診断を仰ぐ。

「はい、杉山さん 肛門周辺の痛みという事でまあいわゆる切れ痔のご心配があったという事ですよね〜」

「そうなんです」

「はい、ご安心ください。切れ痔はありませんでした、肛門周辺に傷のようなものがありましたが特に心配いらないでしょう」

「そ、そうですか・・・!」













「ええ、でも偶然イボ痔が見つかりましたよ」

「ちょっと腹切るんで介錯してもらってもいいですか」