HOMEタクヤブログ>ワイは猿や、プロゴフゴフファー猿や! である。

ワイは猿や、プロゴフゴフファー猿や! である。

2013年5月14日 17:12(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記


IMG_2260.jpg

皆様、今年の連休はいかがだったであろうか。

私はと言えばGWの連休を利用して勝沼ぶどう郷にある「勝沼ゴルフコース」に友人4人組でゴルフに行ってきたわけである。

・・本題に入る前に行っておくと、20日近くブログの更新がなかったのはもの凄く忙しかったからであり、決してブログに対しての情熱を失ったとかただひたすら更新するのが億劫だったとか地元の駅で7歳くらいの女の子に「あなた、翼が片方もげてる」と言われたからとかでは決して無い。

心に軽くトラウマを負いつつ本題に入ろうと思う。

何を隠そう私はゴルフなど素人も素人で、コースを巡るのもなんと二回目である。
経験者の方々とコースを回る事すら迷惑になるのでは、と気を使う程度の腕前しかないので、気のおけない友人達との話があって初めてこうした企画が実現したわけである。友は財産とは良く言ったものだ。

喜ばしい事に天候は最高。
まさに五月晴れの澄み渡る空に向かって力一杯白球をかっとばす・・。
なんと心震えるシチュエーションであろうか。

これも日頃の行いそのものであり、例えば道を渡ろうと難儀している年老いたご夫人に全力疾走して「お荷物お持ちしましょうか!」と声をかけたら「みくびるな!たわけが!」と怒鳴りつけられた甲斐があったというものである。

・・・どうも今日はトラウマが多く発生していけない。

気を取り直して話を戻そうと思う。

朝9時28分のスタート。

勝沼と言えば山梨ワインの名産地という事もあり、今回は美味いワインを堪能するという目的もある事から全員ゴルフバッグを郵送しての電車での移動があったので時間にも余裕を持たせたスタート時間設定というわけである。

「タクヤ、久しぶりだけど大丈夫か?」

友人が声をかけてくる。意地悪な男だ。
軽く鼻で笑い飛ばしてこう応えてやる。

「おまえこそ。ずぶの素人の俺に負けてほえ面かくんじゃないぞ」

この意気や良し!我ながら覇気のある台詞を吐けたと自画自賛する。



そしていよいよ記念すべき本日の第一打。
うつのは先ほど私になめた口を叩き付けてきた友人の一人。

「いくぞ!」

「おう、頑張れよ」と口で言いつつ心の中では全力で右にある池かバンカーに突っ込めばいいと願う自分の心にたまらない愛情を感じながら第一打を見守る。


次の瞬間、「ズバシュッ!」という小気味よい音を立ててドライバーの一撃が白球を捉える。


「おおーー!!ナーーーイスショット!!」




悔しいが素晴らしいショットである。


打った本人も会心の一撃だったようで「うーーん!」と納得した顔。
確かに言うだけの事はある、悔しい 悔しい 悔しい。


しかし「ポジティブ&何が何でも死にたくない」を個人のキャラクターのウリにしている私である。
負けてなるものかと2番、3番と打つ他の友人達のショットをみながら気持ちを奮い立たせる。他の友人も皆一様になかなかのショットを披露している。

そしてついに満を持して私の打順が巡ってきた。


「みんな、なかなかのショットを見せてもらったよ。でもね 驚くと思う。俺というほとんどずぶの素人がここまでのミラクルを引き起こせるという事を。奇跡は必ず起こる、頑張れ東北、頑張れニッポ「いいから早く打て」 「あ、すいません」




友人達のあたたかい声援を受け、打席(正式名称などしるものか)に入り、グリップを握る手に軽く力を込める。足のスタンスを適度に開き、2回ほどスイングをしてみる、うん、いい感じだ。

「打ちます!」

体中にみなぎる何かを感じる。
打つなら今だ!きっと何か凄いことが起きる予感が体中を走り抜けた。
そう、ワイは猿や!プロゴルファー猿や!!


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

IMG_2285.jpg

「葬むらん(ホームラン)!!」







「カキュッ」という聞き慣れない音とともに全霊を込めた私の一撃でもの凄い勢いで真後ろに飛んで行く私の白球。


呆然とする私、転げ回り涙を流して笑い転げる友人達。奇跡はこうして起きた!やはり私の予感は正しかったのだ!









以上が私のゴルフ引退記である。