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ボクシングへ注ぐ愛なのである

2013年6月 7日 10:09(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

私の趣味は?と人様に聞かれた時に頭に思い浮かぶのは「ボクシング、フットサル、料理、バンド活動、車」なのであるが、さすがに全部言うと「結構なご趣味で」と皮肉まじりに言われるのでとりあえず「ボクシングを少々嗜んでおります」とお答えする事が多い。

なぜかというと私の見てくれをパッと見て殴り合うイメージのボクシングをしていると想像される方はまず皆無と言っていいし、意外性とそもそもボクシング人口が極端に少ないために色々と質問や話が続く事が多いので、ある意味時間をつなぐのに手間が無いからである。

ボクシングを始めて今年であしかけ6年になるが、さすがに30前から始めて体力の衰えを感じる年かな、と思ってはいるのだが、ボクシングは面白いもので、戦い方のバリエーションを広げて行けば35歳の私でも20代前半の血気盛んなボーイ達と互角以上に戦う事が可能である。こういう理由からも情熱はここにきて衰えるどころかさらなる強さを求めて燃え上がっているとすら思える。

6年近くも撃ち続けてきた拳は始めた頃とは比較にならないほど鋭さを増しているし、腕っ節も正直そこらのチンピラに絡まれても3人くらいまでならどうにかなる自信はある。オヤジ狩りなどが横行している現代社会であるから見た目が弱そうな私ゆえに中途半端な輩が絡んでこない事を心から願う。その輩の為に。

・・・などとちょっとカッコいい事を言っては見たものの驚くほど響かないので方向性を変えようと思うが、ボクシングも他のスポーツと同じく、「反復練習」が何よりも大切であると思う。拳を撃つのもそうだが、フットワークの足の運び、ディフェンス、そして上半身の「振り」。これらは基本的にジムにいなくても常に意識して場所と時間があれば練習を始めてしまう。

よくサラリーマンの方が駅のホームで傘をクラブに見立ててゴルフのスイング練習をしているのを見かけるが、基本的にはあれと同じと思って下さっていい。違うのは私の場合、それがぐるぐると上半身を左右に降り続けているというだけである。

事実つい先日も駅のホームで電車を待っていた時にふと頭に相手と相対している時の映像が浮かび、「こういう動きはどうだろう」、と思いついてホーム際でウィンウィンと上半身を振っていたら観光していた数人の外国人に写メを撮られていた。くちぐちに「オー」とか言っていたのでどうやら観光スポットと誤認されたらしい。誰が重要文化財だ。

その他にも食卓でいきなりウィンウィン動き始めて家族から不気味がられたり、フットサルでシュートを撃つ時に「シッ!」とボクシングのパンチを撃つ時のかけ声を出して気持ち悪がられたりということが度々あるのだが、これも申し訳ないのだがクセであり、あくまでもボクシングへのあくなき探究心と溢れ出る愛情がこのような行動を引き起こしているのである。この辺りをどうかご理解いただき、優しい気持ちで接していただけると有り難い限りである。




ただ漢方相談時にウィンウィン上体を降り始めたらこれで始末して欲しい(銃を手渡しながら)。