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講義の資料を広義の意味で抗議するのである

2013年6月22日 10:32(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

ここのところちょっぴりゲスな言い方をすると「クソ忙しい」のである。

去年くらいまでは意外と仕事中でもちょこちょこ工夫して自分の時間を作ったりしていたのであるが、ここのところご相談も予約制を徹底している関係で、一日中お客様と相対している日も多く、ありがたいことではあるがなかなか余裕のある時間を見つける事が難しくなっている状況である。

お客様との相談業務との他に私の場合、このホームページの更新、Facebookm、ツイッターの更新、地方紙のコラム作成、に加えて月に2〜3回の講義の資料作成という仕事がある。これがトータルすると「作家なのか?」と錯覚するほどのかなりの分量になる。

文を書く事自体は何の苦もないし大好きなので何の問題も無いのであるが、講義の資料作成というのはお客様を前にして講義するための「武器」であるためにできるだけ良いものを作ろうとするために結構なパワーを使うのである。

例えば、今日この後には「タクヤ先生の漢方講座」があるのだが、これは勝手知ったる自分の薬局内であり、かつ少人数制で行う内容なので、資料も割とフランクな内容で大丈夫なのである。もちろん一般人の方向けの講義であるので漢方の知識をできるだけわかりやすく伝えなくてはいけないのでそれはそれで大変なのであるが、資料作成にはさほど多くの労力は費やさない。

今厄介なのは、7月の連休にはるばる熊本からいただいた漢方ゼミナールの講義依頼のための資料作成である。

これは数百人単位のお客様が熊本の「ホテルニューオータニ」という格式あるホテルに集ってわざわざこんな若造の講義を聴いて下さる、というおっそろしいプレッシャーのある内容である。

基本的に学生時代からバンドをやったり生徒会長とか弁論大会の弁士とかMr.レディーコンテストとかに好き好んで出ていた経緯があるので人前に立つのは大好きなので実はプレッシャーとか書いていても緊張は全くしないのであるが、世間的には「いやあ緊張で吐きそうでごわす」とか言っておいた方が失敗した時の言い訳になるので毎回言うようにしている。

ただ、それでも持って行く資料の出来がいまいちだったり時間の配分を考えない資料を作ったりするとこれは結構なトラブルの火種になるのでここには心血を注ぐ必要があるわけで、2週間ほど前から他の仕事の合間にちょこちょこと資料作りをしているだが、実は作成するためのソフトである「パワーポイント」というのが学生時代から使っている割にはあまり得意ではないのである。

このパワーポイントで作成した原稿は大きな画面に投影することができ、パソコンのボタンを押すごとに文字や画像が動いたり浮かび上がったりとかなり自由に色々と演出が可能なのであるが。数年前の講義でついうっかり「ここでひと笑い起こす」という文章を何を考えたか原稿に入力しており、ボタンを押した途端にこの文言が浮かび上がるという大失態をおかした。違う意味でひと笑いされたのである。未だになんであんなものを書いたのか我ながら不思議であるがまあ作成時に何かいい事でもあったのであろう。

あと作成に時間をかけているとその日のテンションに原稿の内容が左右されるという欠点もある。

例えば「あーもう今日疲れた〜目からゼリー出る〜」という日には原稿の内容もやたらと行間が多くなって文字が少なくなる傾向にあるし、逆になんだか良くわからないくらいテンションが高い日にはやたらと資料に可愛らしい装飾が増えたりする。先日などハッと気がついた時には資料のそこかしこにプリキュアが配置されていた。恐ろしい事態である。

どう考えても別人が作成したとしか思えない資料を片手に熊本出張に行くハメになるので大幅な改訂が必要になりそうな今日この頃である。


PS:
からしれんこん食べたい。