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誕生日直前に「キラキラネーム」に思いをよせる、である

2013年8月 8日 14:45(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

私の誕生日は何を隠そう8月10日、「ハトの日」である。

平和の象徴であるハトの日ということで同じくらい平和の象徴と(脳内で)評判の私であるからまさにこの誕生日はぴったりの日であると言わざるをえない。

今年で御年36歳を迎える事となってしまい、さすがに誕生日を嬉しいと思う気持ちはかなり薄れて来ている。できるものなら年齢は聞かないで欲しい、しかしスルーされるのも切ない、というかなり難しいお年頃なのである。ちなみに家人は誕生日当日に当然のように東方神起(ちょっとハイカラな韓国人気グループとのこと。私は一切知らない)とやらのコンサートに出かけて行くらしく、「誕生日なのであるが」という私の言葉に「それはおめでとう、戸締まりよろしく」とのこと。笑顔で見送った後にとりあえず全ての家の鍵を開け放ち家人の銀行通帳を部屋の前の廊下に投げ捨てて私は独りでうかい亭でフルコースでも食してやろうと思っている。ああそうだ、ついでに家人の帰宅と共に家も爆破しておこうか。カムサハムニダ。

それにしても誕生日と言えば先日、救急搬送先の病院の医師だったか看護師だったかから「キラキラ名」を止めて欲しい、という訴えがあった、という記事を新聞で読んだ。キラキラ名とはいわゆる「どう考えても漢字だけ見ても全く読めない名前」のことであり、目下全力で増殖中であることは周知の事実である。なぜこんな訴えが出ることになっているかというと、要するに救急搬送された時に名前が読めず、その確認をしないと治療を受ける事ができないという規則があるそうで、現場での治療に大きな支障を生んでいるそうだ。これは私も想像に難くない。

「次の救急の人、え?なんだこりゃ?!「治心」!?ちしん!?でいいのか?なんて読むんだこれ!?は?何?キュアハート!?ふざけんな!」

こんな怒号が飛び交っているらしい。ここまで来るともはや笑い事ではすまされない。

実際私の店や、市の急患当番に出向いたときもどう考えても読めない字のお子さんがかなりおられる。ご両親の熟考の末のお名前であることはわかるのだが、「輝光(ぴかぴか)」とか「指輪(るびー)」とか「緋茶(かふぇもか)」とかこういう名前になってくると正直辛い。医療機関の事務をしている私の友人も全く読めない名前が何件も続いたあげくに「こんなのも読めないのかよ!」と親御さんに怒号を浴びせられて「こんなもん読めるわけねえだろ!!」とブチ切れたという。ちなみに彼女はうら若き女性である。

私ごときが人様のお子様のお名前をどうこういうことなどおこがましい事は重々承知であるが、少なくとも誰が見ても読める名前、と言う名前が好感を持たれてしまうご時世である、ということはどうやら事実であることをおわかりいただければ幸いである。




と、いうことで私の将来生まれてくるであろう子供の名前は「AAA(トリプルエー)」にしようと思う。