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倍返しを倍返しでキャプテン翼の必殺シュートである。

2013年9月25日 11:50(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

いつもながらタイトルに意味は無い。
感覚で理解できる人だけニヤリとしていただければそれでいいのである。

さて、世間では「半沢直樹」ブームである。

半沢直樹を演じる堺 雅人さんは個人的にも好きな俳優さんであるし、実は私自身はタイミングを逃してしまいほとんどドラマを見れていないのだが、勧善懲悪というか平成の水戸黄門と言おうか、見ていてスカッとするする内容が受けているのは理解できる。

しかしいただけないのが「倍返しだ!」ブームである。
これが最近いたるところで使われている事にいささか閉口している。

例えば昨日電車に乗れば若い女子高生達がキャッキャと盛り上がりながら「倍返しだ!」を連呼しているし、そうかと思えば会社帰りのサラリーマン達が「それ課長に倍返しだ!」などと言い合い。さらにはランドセルを背負った小学生の男の子達さえ指を指しあって「倍返しだ〜〜!!」と大騒ぎ。思わず「うっ!持病の癪が!」と言いながらお子様に目潰しでもしたいところだがそれこそ国家権力に倍返しさせられそうなので思いとどまる。

私は実はこうした「ブームの決め台詞」みたいなものがあまり好きではない。

確かに流行っていれば使いたくなるし言う事で何となく気持ちよかったりするような感覚は理解できるのであるが、いかんせん巷にそれが溢れすぎると簡潔な言葉で言えばうざったく感じるのである。

しかもどうも日本人の特有のクセなのか「流行ってる言葉は使えば面白い」という勘違いにちょくちょく出くわす。
例えば先ほどの車内でこんな使い方をしている人がいた。中学生くらいの男の子と母親の会話であるが男の子の台詞。

「えー!!夕飯ピーマンの肉詰めなの!?倍返しだ!」


何をどう倍に返すのかが1ミクロンたりとも理解できない。
これはこれである意味面白いが当人がどういう意図で用いたのかが不明すぎるしおそらく大した意図は無い。



さらにはこんな会話もあるOLの台詞。

「流行ってるよね〜倍返しだ!次のB'zの新曲で出そうじゃない!?」




失礼を承知であえて言おうB'zを愚弄するのも大概にしろ。

このようにブームで一色に染まる傾向にある。
まあ一色に染まるからブームである、といわれればそれまでなのだが、「言ったもん勝ち」みたいなドヤ顔で言われると本当に満面の笑顔で目潰ししたくなる。

まあ一見するとこれ以上無いくらい穏やかな顔で読書をしている私が脳内でお前ら全員目潰しだ!などと思っているとはまさにお釈迦様でも気づくまいとは思うが、よく見ると軽く本を盛っている手が小刻みに震えているのがわかると思う。







しばらくはこのブームが続くのかと思うと少々気が滅入るが、少し気合いを入れて耐えて行こうと思う次第である。
ただ個人的にはこのタイミングで「オッパッピー」を用いて行くのが逆に新しいと思うのであるが皆様はいかがお考えであろうか。