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嗚呼ニュージーランドドル/円である

2013年10月 7日 16:06(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

私はギャンブルと名のつくものは基本的にやらない。

強いて言うならば友人と年に数回行う麻雀がそれに当たると思うのだがこれもまあたかがしれているものである。理由はギャンブルで勝つ可能性と負ける可能性を冷静に考えれば自分にとって後者の方が遥かに高いためである。

そんな私であるが、実はFX(簡単に言うと外貨の売買)で数年前にドエライ損をした事がある。

何をトチ狂ったか大した知識も無いくせに外貨の売買で一儲けしてやろうと当時「主婦がFXで大儲け!」というマスコミの情報に踊らされ、ノリノリでFXに手を出したのだが、始めた直後に100年だか1000年だかに一度のリーマンショックという大恐慌のメガトンパンチに叩き潰され、なんと一夜にしてちょっとした高級車が買えるくらいのお金がいずこかへ消えた。「1000年に一度の大波にいきなり飲み込まれるなんてなかなかできる事じゃない、運がなかったんだよ」と大変にできた家人が必死に慰めてはくれたことに感動したのだが、その後からしきりに「気分転換で海外旅行に行ってロシアンルーレットでもやろうよ」と勧めてくるようになったのが怖くてたまらなかった。

それ以来、本当にギャンブル性のつくものは怖くなり、全て距離を置いた状態が続いていた。
言うなれば「もうFXはこりごりだよ〜〜!(←のび太)」という精神状況さながらである。








ここまでの話でギャンブルはしたことがない、たまたま手を出したFXで生涯最大の損をした、もうコリゴリ(←のび太)という事を訴えてきたのであるが、何が言いたいのかと懸命な読者ならお気づきであろうと思うが、要するに学習能力の無いバカが性懲りも無くFXを再開したわけである。

罵るならば罵るがいい。さあ!(大の字で寝転びながら)

無論、この所業が万が一、家人にバレればシベリアンハスキーに括り付けられて市中引き回しの刑にあうことは間違いないので口が裂けても言えない。

もちろん家計に手を付けるような真似はせずに自分のへそくりお小遣いから捻出してきたお金を資本としているので基本的には問題が無いはずではあるが、万が一という事もあるので私の知らないうちに生命保険金を底上げされるような事態だけは避けねばならないために極秘で数年前の一件以来放置していた空っぽのFX口座に数年ぶりに資金を投入する。

そもそもなぜ愚かにも再開したのかと思われる方がおられると思うので簡単に説明しておくと、友人の薬局経営者が株で上手く儲けを出しているという話題が酒の席であがり、「株をやってみては」と言われてちょっとだけその気になったのがまず最初。ならばどんな株がいいのだろうかと無数の株紹介をしているサイトをチェックしてみたものの、何がいいのか皆目検討もつかない。上手い事儲けているその友人に聞けば善いのだろうが何となくそれが変なプライドが邪魔してしまいできず仕舞い。ああ〜やはりやめておこうかなあと思ったその直後、株のサイトの端に「1万円からできるFX」という文面を見つけてしまった。何が何だかわからないまま株を買うよりも一度痛い目を見ているFXなら知識もあるし、なにせ1000年に一度の事態が来週くるとは思えないし安倍首相もカムバックして成果を出してるし!!




・・気がついた時には株に使う予定だった全額で全力でニュージーランドドル/円を買っていた。
安倍首相のせいである。


そんなわけでここのところ毎朝起きてはニュージーランドドル/円の金額に一喜一憂しているという日々が続いている。もちろん家人にはバレていない。多分バレてはいない。バレてないんじゃないかな。ま ちょと(市中引き回しの)覚悟はしておけ。



この日記にも今後幾度かこの話題が出てくるとは思うのであるが、ある日を境に一切話題がなくなった場合はそういうことが起きたんだとどうかくんでいただければと思う。