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眼球ロンパ

2013年10月22日 15:09(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

10月£日

珍しく目にものもらいができた。
1年に一回の定期検診の時期とかぶっていたのでかかりつけの眼科に行く。

定期検診というのは7年ほど前にボクシングで目を怪我してから年に一度の視野検査や眼底、眼圧の検査をしているんです。
いつものように検査を終わらせ、先生から「ものもらいだね〜まだボクシングはしてるの?」などという軽いコメントをいただき、受け答え等をしていたところ、全く同じ声のトーンで「あ、そうそう視野が両目とも欠けてるみたいなので明日精密検査するね」と言われた。

口笛ふきながら渾身の右ストレートを叩き込まれた感じに思わずのけぞる。

え?え?え?視野が欠けてる!?

「まあ機械での検査だからね。万が一ってこともあるので明日は30分くらいかけての精密なヤツやります」

茫然自失のまま「朝9時30分」と書かれたメモ書きを一方的に渡される。
あの・・自分、一応仕事してるんですけど・・・。

帰り道もまだショックが抜けない。
それはそうだ。眼圧も眼底も全く異常ないと言われた直後のこのコメント。突き刺さらないわけは無い。

私の場合、もともとのド近眼ゆえにいつかは緑内障や網膜剥離などの重症な眼病を患う可能性について覚悟が無いわけではないのだが、しかしそれにしても36歳という年齢は少し早過ぎやしないか??

視野が欠けるということはやはり緑内障・・しかし眼底も眼圧も問題なかった・・・ハッ!





IMG_2974.PNG

コレのせいか!!


確かに普通の36歳のおっさんは18、9の若人とボコボコに殴り合ったりはしないよな・・でもそんなに重篤な一撃をくらった覚えは無いし・・でもそういわれればなんだか視界が欠けて来た気がする。

家に帰って表向きには平静を装いつつ「まあ機械の故障に違いないわガハハハ!」と陽気に振る舞っては見たものの気がついたらうっかり白米をしゃもじで食べている始末。動揺は隠せず。

そのままあまり記憶もない感じでふらふらと床に就き、夜8時半に就寝。


翌日3時に起床し、漬け物等をつけながら精密検査の時間を待つ。
そして眼下にて精密検査。

昨日行った視野検査は片目ずつスコープを覗き込み、もやもやとした光が出た瞬間に次々にボタンを押す、というものだったのだが、今日はさらにものものしいもの。半円形の巨大なボウルのようなものの前に立ち、やはりスコープを覗き込みながら大きな光から肉眼ではとらえられないくらいの小さい光が出た瞬間にボタンを押す、というもの。

これがもの凄い衰弱する。

パッと光ってはビー!(ボタンを押す)パッと光ってはビー!(ボタンを押す)これを30分間延々と行う。最後の方は「ゲラゲラ・・うぷぷぷ・・」と不気味な笑いが漏れる極限状態でボタンを押す36歳男性はさながら性犯罪者。30分後、ようやく解放された時には激戦地帰りの負傷兵みたいな感じになっておりました。


気分的にはもうどうにでもなればいいという思いに支配され、「1年後に失明ですね」と言われたら「そんなの関係ねえ!」と叫びながらこのビルの7階からダイブしようと心に決めておりました。
















で、検査結果

先生「うん。どっこも悪くないね 視野完璧





眼科医の眼鏡めがけて渾身の目潰し喰らわせて帰ってきました。