HOMEタクヤブログ>ウイッチニーサンポー

ウイッチニーサンポー

2014年8月 4日 16:11(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

ちょっとした臨時収入が入ったのでいくつか肉体を鍛える器具を購入した。

その中でやたら安価だったのが真ん中に車輪がついていてその車輪の中央から両脇にハンドルがついている器具。
abroller.jpg

こんなヤツだ。


その他には座って後ろに寄りかかるだけで腹筋が鍛えられるヤツとかいくつか買ったのだがそれはそこそこの値段がした。が、なんとこれは800円である。貴族の駄菓子レベルだ。

まあ完全におまけみたいな感覚で買ったのでなめくさっていた。
他に購入した器具を一通り試してみて「おお、これはなかなか三角筋にクるね」などとのたまってみた後に「お、そういえばこんなのも買ったっけ」的な感覚で手を伸ばす。

ええとなになに・・まずはしゃがみ込むスタイルでハンドルを握り・・そのまま車輪を転がしながら前へ・・グルグルグルはあああああああああああああああああああああああ!!!




ミチミチミチミッ!と腹筋のいくつかがちぎれる音がした。
ハンドルを握りしめてうつぶせに伸びきった姿勢のままあまりの痛みに「ピョ・・チョッス」と声にならない呻き声を上げる。なんだこれは、ハンパじゃねえぞ。

ま・・まだ続きがある・・・なになに・・その後に伸びきった姿勢をゆっくりと起こし、元の体勢に戻す・・・グルグルグルあッはあああああああああああああああああああああああああああああん!!

ゴリゴリゴリゴリッ!!と背骨のいくつかが落っこちる音がした。


開始8秒ほどで全身にあり得ないほどの脂汗が出て来た。何となくのイメージでの物言いで申し訳ないが冠動脈の2、3本はちぎれ飛んだ気がする。

これでも週に4回はボクシングジムに通い、それなりのメニューをこなす中で体力や筋力には同世代の人間の中では負けない自信があったのだが、800円の器具のトレーニング1回で危篤状態に陥っているのはなぜだ。

取扱説明書には「とりあえず1日10回から始めてみましょう!」とインストラクター風の男の子のキャラクターがガッツポーズをしているのだがてめえの目線で勝手に決めるんじゃねえこの雇われがと取扱説明書に唾を吐きかけたくなる。

その後、息も絶え絶えになりながらその日はなんとか10回をクリアしたものの、翌日の朝から子供に遺書を書き残したくなるレベルの筋肉痛に大の字になって「殺すなら殺せ!さあ!」と叫びちらす状況に。その日一日はハシを握るだけで「あああああはあん」と悲鳴を上げることになり、改めて人間って普段使っていない筋肉がこんなにある事、そしてそれをちょっと酷使しただけでこんな事になるということを痛感。あまりの苦しみに体毛が全部抜け落ちて尼寺に強制入門されそうになる日々をなんとか数日間こなしました。







・・・しかしあんな思いをしたのにほんの数日で1日4〜50回軽くこなせるようになるんだから人間って凄い。きっとそのうち三角筋で空も飛べるに違いない。