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のぶ代かわさびかそれが問題だ

2016年5月11日 12:36(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

現在38歳になる私ですが、子供の頃を振り返ると愛や友情、正義を語る本当にいい映画がたくさんありました。その中でも印象が強いのはやはり「大長編ドラえもん」でしょう。

普段はからっきしダメ人間ののび太が大活躍する大長編。いじめっ子のジャイアンやスネ夫が正義感あふれる行動で感動させてくれる大長編。そして何より藤子不二雄F先生の練りに練った心に響くストーリーの数々。時にワクワク、時にドキドキさせるその絶妙な展開は映画となり、映像になるとさらに子供心に素晴らしさを増しました。

私がオンタイムで見ていた大長編ドラえもんは以下の作品。

のび太の恐竜
のび太の宇宙開拓史
のび太の大魔境
のび太の海底鬼岩城
のび太の魔界大冒険
のび太の小宇宙戦争
のび太の鉄人兵団
のび太のパラレル西遊記(これだけ藤子不二雄F先生の原作ではない)

ここまでですが、どれもこれも思い返すだけで胸がグッ、となるほど素晴らしい作品ばかりでした。
最近のドラえもん映画はもちろん他界された藤子不二雄F先生の原作ではないので同じクオリティを期待してしまうこと自体が難しいことなのですが、声優さんが一新された「新ドラえもん」となった後にリメイクされた上記の作品を見てもやはり私としては当時の大山のぶ代さんのドラえもんの時の原作そのままの大長編こそがベストと思ってしまいます。

同世代の皆様にもそれぞれ大長編ドラえもんへの思いというものがあるのではないでしょうか?
ちなみに、上記しました作品の中でも私が特に好きなのが「大魔境」、「海底鬼岩城」、「小宇宙戦争」の3作品です。
例えば「大魔境」の後半のシーンで最終決戦に挑む際のジャイアンの漢気溢れるシーンや海底鬼岩城のラストで惚れた女(しずかちゃん)のためにポセイドンに突っ込んでいくバギーちゃんのシーンとか小宇宙戦争で臆病者のスネ夫がアジトに攻めこまれた時に勇気を振り絞って自分の作ったラジコン戦車でしずかちゃんを守るシーンとかあ、もうダメ涙でモニターが一切見えない。

それくらい今でも感動が止まりません。
魔界大冒険とかパラレル西遊記の怖さとかも見終わった後にしばらく一人でトイレにいけなくなるくらい印象的でした。

なんていうことをつい昨日、家人に力説しておりましたところ「ごめん、ひとつも覚えてない」と言われました。ねえ俺の涙の意味ってwhat?


ひとつも覚えてないって!ひとつ年下の家人を前に開いた口が塞がりません。

「そ、そんなわけないでしょ。当時子供のほとんどが映画館に行ってたんじゃ・・」

「当時福島の郡山に住んでたからね。映画館なんてひとつもなかったよ」

そんなわけあるか。
福島県民の皆様に土下座しろ。

「いくらなんでもそんなわけないよ」

「ほんとになかったもん!店とか数えるくらいしかなかったし」

「いやいやいやいや、おまえどんな生活してたんだよ!普通に子供みんな映画行ったりミニ四駆で遊んだりしてただろ、あ、これは男の子か。君は何してたんだよ」





「毎日森でターザンロープとかしてた」




何ということでしょうこいつの生活環境が大魔境でした。


とりあえずAmazonプライムビデオで旧大長編ドラえもんを全て見せつつ武田鉄矢の主題歌の素晴らしさを認識させるところから教育していこうと思います。