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ゲームの話をしようじゃないか

2016年7月19日 12:06(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

講演などで各地を回らさせていただいておりますと、大抵講演後の懇親会で「ブログいつも見ています」とお声をかけていただけるのですが、御礼よりも先に謝罪の言葉が口をついて出てくる辺りがこのブログをよく表現しているのでは、と我ながら思います。しあしまあ奇特な方が世の中には結構おられるものだな、と感謝するやらその方々の行く末を案じるやらしながら今日もこうして駄文を書いております。

さて、意外にも私のブログの中で人気を博しておりますのが「ゲーム」についての記事だったりします。
このブログの中でも再三に渡って書いておりますので、すでにご存知の皆様も多いかと思いますが、私の世間体を気にした場合の趣味は料理とボクシング、あとは不定期のバンド活動などがありますが、私はファミコン発売以来からの筋金入りのゲーム好きです。先日、小学生の卒業アルバムが家の物置から発掘されまして、懐かしさのあまりにページを開いておりましたところ、趣味の欄に「ゲームボーイプレイ」と書かれておりました。当時、完全なる肥満体型の自分がカッコつけて「プレイ」とか書いてる姿を想像しますと体の奥底からアツい何か(ヒント:汚物)がこみ上げて来ましたが、でもまあそれくらい好きです。

当然というか必然というか現在も筋トレの後や何なら筋トレしながらでもゲームをするほど時間を見つけてゲームをしている気持ち悪いオッサンですが、現在はプレイステーションvita(ヴィータ)のゲームソフトである「THE WALKING DEAD(ウォーキング・デッド)」というヤツにはまっておりまして。
同名のアメリカドラマがあるのをご存じの方は多いのではないかと思いますが、こちらはそのドラマのスピンオフ的な内容であり、同じ世界観の中で生き抜く主人公とその周辺の仲間達のゲームとなります。

「ウォーキング・デッド」をそもそもご存知でない方もおられるかと思いますのでざっくりと説明させていただきますと、ある日突然死者が「ウォーカー」と呼ばれる歩く死体に変異するようになってしまった世界(とりわけアメリカ国内)が舞台となります。
この歩く死体である「ウォーカー」、要するにいわゆる「ゾンビ」でありますが、コイツラに噛まれたりひっかかれたりすると数時間〜数日の間に高熱を発しやがて死にいたり、その後ウォーカーに「変異」して人間を食料としてさまよい歩く活動を再開するという、まあよく聞く設定なのですが、このアメリカドラマが全米を始め世界中でシーズンを重ねても人気が衰えないのはやはりその秀逸なシナリオゆえでしょう。
ゾンビ映画やドラマにあるように主人公はともかくその周辺の仲間や友人達はいきなりのタイミングで次々と死を迎えます。その死に方もウォーカーに食われたり、自殺したり果ては人間同士の争いの末に死んだりと千差万別。人気のあるキャラだから死なない、というよくある安定感も(私にとっては)いい意味で無視され、奥さんクラスでも結構速いシーズンで息子に頭をぶち抜かれて死んだりします(18禁です)。ただゾンビに追われてこわーーい!というだけではなく、逃げ場のないリアルな地獄絵図と化した世界の中で織りなす極限状態の人間を描いた内容が非常に評価され、ファンの心をわしづかむのではないかと思います。もちろん私もその一人です。

私の最近のブログの中にちょこちょこウォーキング・デッドの言葉がありましたので「こいつ最近これ見てんのか」と思っていた方もおられるかと思いますが、ドラマもシーズン5まで見終わった後にもう一度最初から見直すくらいハマっておりまして。
そしてこの舞台をゲーム化しているこのゲームソフトもなかなか半端ではありません。
私が現在やっているのはこのゲームソフトの2本目、すなわち「シーズン2」なのですが、もちろんシーズン1からやっております。
基本的にゲームとしてはさほど難しい操作はないのですが、このゲームの特徴は「すんごい選択を何度も行っていかなくてはいけない」というところに尽きます。

例えば怪我をして動けない仲間が二人いたとして、すぐ近くにはウォーカーが。二人を抱えてはいけない、という段階で選択肢が発動、「どっちを助ける?」。
この場合、基本的に助けなかった方はウォーカーの昼食になります。

とにかく世界観がギリギリの感じです。文明も基本的には崩壊していますし、無政府状態でヒャッハーな世界ですので秩序だって欠落しています。そもそも正義感だけ振りかざしてるクラス委員長はまず間違いなく早い段階で脳髄撒き散らして死ぬことになる世界なのでこういう選択肢が多発するのも至極当然となります。18禁は伊達ではありません。
 そしてこのゲーム、自分が選んだ選択肢によりストーリーがその都度分岐し、どんどん内容が変わるのもスゴイのですが、シーズン1からの選択肢によってデータを引き継いで2本目のシーズン2も話がそのまま続いていくという、まさに自分だけのストーリーが出来上がっていくのが最大の特徴。もともとストーリーが秀逸なので先が気になる上に自分の選択で人がバンバン死んでいきますので殺してしまったキャラへの罪悪感からかますます生き残っているキャラにも感情移入してしまいます。

もともと寝しなにはゲームをせずに朝4時半の起床後、柔軟と筋トレを終えてから1時間ゲームというのが私の日課なのですが、このゲームに限っては先が気になりすぎて戒めを破って就寝前(21時半頃)についつい始めてしまってから寝ますと高確率で夢のなかでウォーカー(主に嫁)に食われます。

久しぶりに夢中になってゲームをしているというなまら気持ち悪いアラフォーが家族内で受け入れられるかという不安もないことはありませんが、クリアまでのあと数日、何とか生き抜いていきたいと思っています。

余談ですが今朝も出掛けにやっていたゲームの中で自分の奥さんにあたる人間がウォーカーに噛まれてしまい、持っていた斧でそのウォーカーの頭をぶった切るか感染する前に奥さんの腕をぶった切るか、という選択肢が出てきた中で迷わず奥さんの頭をぶった切る選択肢を探していた自分がいたのは愛嬌というところでしょうか。

僕は狂おしいほどの愛妻家です(斧に付いた血を振り払いながら)。