悶武乱ケーキ
2017年11月 2日 18:02(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記
ある日セミナー講演を終えて夜遅くに家に帰ったらケーキ店の箱を冷蔵庫にスタイリッシュに発見。
開けてみると何と巨大なモンブランタルトが。
この日はセミナーに向かうため、夕飯が早かったせいもあり正直かなりの空腹でしたが普段から健康相談のお客様に夜にこんなものは「食べてはいけない」と繰り返し伝導している立場です。ここは何物も見つけなかったと思い箱を閉め、冷蔵庫のドアを閉めてそそくさと就寝するのがどう考えてもベストです。
しかし・・しかしです、そもそもこんな時間にこんな場所にこんなものが置いてある事自体は大変なる罪であり、とんでもない罰を与えなくてはいけません。
「このように」
・・ハッ!?
「このように」じゃねえ!何やってんだ自分は!!
あまりの空腹さでおかしくなったのか!バカバカバカバカ!!
だ、だが大丈夫、まだたったの一口だ。カロリー的にもフォローできる、問題ない。
しかし・・恐ろしきはこの甘味の悪魔の如き魅力よ・・
鉄の意思を持つこの私ですらたぶらかし「カロリー」という恐るべき不健康の申し子をこの私の体内に産みつけようというのか・・許せん。
月に代わって、おしおきよ!
・・うおおおおおおおおおおおおおおおい!そうじゃねえだろ!おしおきしてる場合じゃねえだろ!昔「美少女戦士セーラームーンR」のスーパーファミコンソフト友人から借りて遊んでたらその噂が広まって「杉山はオタク!」ってからかわれた挙句しばらくの間セーラーラマーズって呼吸法みたいなニックネームつけられた記憶が蘇ったじゃねえか!うがああああああああああああああああ(七転八倒)。なんてこった!半分食べちまった!ああああああカロリーが!カロリーがああああああああああああ!!!
「カロリーがあああヒッヒッフー」とラマーズ法で叫びながら買ってきたばかりのリビングの上でゴロゴロとひとしきり悶絶した後、何とか気を取り直しますが、気がつけば巨大なモンブランの大半が胃内に飛び込んできています。どういう状況なのでしょう悪い夢でも見ているんでしょうか。
しかし、ここに来てふと気がついたんですが、この一つだけ箱に入っているモンブラン、一体誰のものなのでしょうか。
箱の大きさからしてもこのモンブランの他にせいぜい1〜2個入れば一杯・・すなわち3個程度しかもともと入っていなかったと推測されます。
そう考えると家人、りっちゃん、だいちゃん・・あははは僕のはWhere?
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
翌朝
娘「おとうちゃんおはよう」
「やあおはようりっちゃん」
「昨日りっちゃんね、モンブラン買ってもらったの!ピアノのご褒美に!」
「へえよかったね!でもモンブラン?入ってなかったなあ」
「そんなことないよ!ケーキ屋さんの箱に入ってたよ!ママとだいちゃんは先に食べちゃったけどりっちゃん楽しみにとっておいたんだよ!」
「ああー、あはは、りっちゃんは早とちりさんだなあ、あれはモンブランじゃないよ」
「え?」
「クロワッサン・ケーキだよ」
「ママー!出刃持ってきて!」