ある日のスギヤマ薬局。

「ますみ先生、アップルウオッチが欲しいんだけど」

「・・またですか？この前のiPhone７だって奥様から「買わなかったら１０万円あげるよ」って言われたその日に買ってましたよね」

「ちょっとカッコよく言うとApplewatchが欲しい」

「別にカッコよくないですし言い直さなくていいです」

「そうか。でも欲しいんだよね」

「少し前までは「あんなもんスカしたヤツの自己満アイテムだろ」とか散々言ってたじゃないですか」

「うん。でもね、ちょっとAppleのサイト見てたら便利そうでさ」

「賭けてもいいですけど絶対タクヤ先生すぐに飽きて使わなくなりますよ」

「そうかなあ」

「じゃあ逆に聞きますけどどういうところに魅力を感じたんですか？」

「ええとね、いくつかあるんだけどまずやっぱり持ってる人を見かけないところかな」

「まあ確かにあまりつけてる人見ないですよね」

「うん。あとはやはり個性的で斬新なデザインにも惹かれるね」

「なるほど。まあ見たらアップルウオッチだ、ってわかりますもんね」

「そうそう。それといざ！って時に何かと便利な機能が満載でしょそこに惹かれる憧れる」

「まあ確かに災害時とかにはスマホより重宝するかもしれませんね」

「うん、こんなところかなあ」

「よくわかりました。じゃあまとめますね」

・他につけている人がいない

・デザインが斬新で個性的

・いざという時に役に立つ

「そうそう、そういうこと。ん？」

「どうかしました？」

「他につけている人がいなくてデザインが斬新で個性的でいざという時に役に立つか」

「はい」

「これでいいかなって」

「写メ撮りますね」