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バーバー馬場ヴァヴァ

2020年4月16日 17:26(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

髪が切れないんです(切実)。

緊急事態宣言を受けて僕がいつもかかっている美容院が臨時休業になってしまいました。

それでなくてもここんところやれ新店舗だ学院だ、と忙しくて髪の毛を切りにいけませんでしたので髪の毛が初期のヤムチャみたいになってきてました。

この上、美容院の臨時休業が続くとドラゴン紫龍みたいになって新しい世界を開拓してしまいそうなのでどうにかしなくてはいけません。

でもなかなか新しい美容院って行きにくいんですよねえ。

なぜかと言うと実は8年ほど前にこんな事がありまして・・・。

当時もまた行きつけの美容院に予約をとろうとしたところ、担当の方がいきなり異動になってしまったとのことで別の担当を勧められましたが何となく気乗りせず、どうしたものかなあ、と思いながら地元の街をブラブラとしていた時にふと新しくできていた美容院を発見したんですね。

「へぇ なかなか雰囲気良さそうなところだな」

と、思い中に人がいなかったこともあり「予約していないんですが大丈夫ですか?」と覗いてみたところ「大丈夫です」とのお返事。
「じゃあお願いします」と駆け込みで髪を切ってもらうことにしました。

理由としては若いきれいな女性が対応してくださったのと、その方しか店内にいなかったのでその方が切ってくれるのだろうと勝手に思い込んでいました。
別にやましい気持ちがあるわけではなく、清潔な女性で店を任されているような方にならおかしなことにされることはないだろう、という思いがあったわけです。

で、通されるまま理髪シートに腰掛けたところ

「ちょっとお待ち下さいね 呼んできますので

と、言うとその女性は店の奥へ。

なんだと・・この人が切ってくれるんじゃないのか・・

と少々がっかり+不安を感じていたところ

「はい こんにちは」と言いながら初老の男性が現れました。
いやいやいや、もちろん初老の男性が悪いわけではまったくないんです。

むしろスキルの高い年配の方のほうがチャラチャラした若い方よりも安心感が持てます。

ただね髪の襟足が僕の比じゃないレベルで盛大に実験失敗したみたいになっています。

いや、それを今流行のオシャレというのかもしれませんがなら僕はオシャレでなくていいナリと思わせるエキセントリックさがあります。

「今日はどうしますか?」

手際よく僕の髪を霧吹きで濡らしながら聞いてくる初老の美容師さん。
うん、手際いいんだけど物凄い吹きかけてくるな。過剰なほどに。

なんかちょっとびしょびしょになるくらい髪を濡らされつつ

「あ、えっと襟足が長いんで結構スッキリ切って下さい」とおまえもなという意思を行間に込めつつブッ込んでみました。

「あ、はいわかりました」

サラッと頷くとシャキシャキと襟足を切り始める美容師さん。

このあたりはさすがの腕前で全く問題ありません。

ただね、唯一問題が。
物凄い距離が近いんです。

明らかに普通の距離感ではありません。
もみあげや襟足の細かい所を切る時に異常なほど接近してきます。
爆弾の信管を切る勢いです。

「プシュー プシュー」と初老の美容師に息遣いが聞こえる距離感で髪を切られるというのはなかなかにコケティッシュな経験です。

今の御時世だったら完璧にクラスター丸出しですが8年前ですので幸いなことにただ不快というだけでした。

平和だったあの頃を思い出します。

今でもあの店はやっているのかな、とふと思い出し、先日その店の前を久しぶりに歩いてみたところまた若い女性が1人で店にいました。
なんだか物凄く罠をかけられている感じがしたので足早に通り過ぎました。

彼の襟足の今はちょっとだけ気になりますけどね。