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女性に自律神経のお悩みが多い理由

2014年11月19日 09:54自律神経、うつのお話

当店では自律神経のお悩みをいただくことが非常に多いのですが、そもそも自律神経とは何?という方もおられると思います。

自律神経とは自分の意志や意識で働かせることのできない神経であり、内臓や血管、瞳孔、汗腺などの働きを支配しています。また、心臓の動き、血圧、食べ物の消化、体温の調節など、生命を維持するうえで重要な体の機能をコントロールしているのも、この自律神経なのです。オートマチックな神経ということですね。

私たちが健康で快適に過ごせるのは、自律神経の中にある交感神経と副交感神経がバランスよく働いているからです。

例えば、日中に活動している時などは交感神経が活発になって、副交感神経の働きが低下します。そのため、心身が緊張し、活動的になるのです。逆に夜に寝る時になると今度は交感神経が次第に鎮まり、代わりに副交感神経が活発になることで心身がリラックスして深い眠りにつくことができるわけです。

また、恐怖や怒り、驚きなどのストレスを感じると交感神経が活発になるため、心臓がドキドキして、血圧も上がります。そうしたストレスがなくなると今度は副交感神経が活発になって、心臓の動きが遅くなり、血圧も下がります。これも自律神経の働きというわけですね。


ところが、悪いストレスが続いたりすると、2つの自律神経のバランスが崩れることで心身に様々な不調があらわれます。これが自律神経失調症のメカニズムと言えるでしょう。自律神経のバランスがくずれる最大の原因は、ストレスにあるといわれます。

ストレスと一言で言うと、仕事や人間関係などで感じる緊張や不安、イライラなど精神的なものを思い浮かべられると思いますが、それ以外にも気温や気候などの急激な変化は、大きな身体的ストレスになります。季節の変わり目には自律神経失調症が起こりやすくなるというわけです。春や秋に精神的に不安定になったり動悸やめまいなどのご相談が増えるのもこのせいですね。

また、自律神経失調症は男性より女性に多く見られます。これには女性ホルモンが関係していると言われています。というのも、女性ホルモンの分泌は、脳の視床下部というところでコントロールされているのですが、この視床下部が自律神経の働きもコントロールしているので、女性ホルモンの分泌が乱れると、自律神経もそれに影響されてバランスがくずれてしまうのです。いわゆる更年期なども大きく関係しているわけですね。女性ホルモンを多く持つ女性が影響を受けやすい理由についてはこれで説明がつきます。

漢方では西洋学のように安定剤やホルモン剤など体に悪影響を与えることなく、あくまでも自分自身の自律神経を律する力を回復させることでこうしたお悩みに対処できる力を与えてくれます。


私たちの体を生きるために日頃コントロールしてくれている自律神経。

できれば無理をかけずに労わりながら元気に過ごしていきたいですよね、お悩みの方は是非ご相談ください。


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