夏の冷房、冷たい飲食の摂り過ぎによる陽気不足にご注意を!
2016年8月23日 09:41夏の病気のお話
夏の終わりぐらいになってくるとこんな症状にお悩みの方が増えてきます。
・寝ても疲れが取れない
・息切れ
・汗が出やすい
・顔色が白い
・体が冷える
・食欲不振
これはいわゆる「陽気(ようき)不足」と言われる症状です。
陽気とは・・中医学で「陽気」とは体内をめぐり、体を温め、代謝を上げ、免疫力高めたりする役割があると考えられているものです。本来であればこの陽気が満ちる夏の時期は1年の中で最も体力が充実する時期のはずなのです。
が、この陽気が夏の疲労やストレス、またキンキンに冷えた飲み物、食べ物の摂り過ぎ、冷房による冷えなどが原因で不足してくると体が冷え、免疫力が落ちて風邪などを引きやすくなったり、様々な病気になったりします。「すべての病気は低体温・低酸素」という理論に近い考え方ですかね。
現代の夏風邪には暑さ負けによるものとこの陽気不足に起こるものと全く相反する2つが起こりうる季節になっているわけです。ふむう文明の発展も時に悩ましいものですね・・。
陽気不足の方は大豆(製品)、エビ、羊肉、豚肉、鶏肉、鮭、鯛など陽気を補うとされる食材を積極的に摂ったり、陽気を養う漢方薬を服用すると良いですね!(漢方の選択は人により異なるのでご相談下さい)
陽気不足による夏の不調をそのまま残しておくと、秋になっても体力が回復せず、抵抗力が落ちて風邪を引きやすくなります。なるべく早く回復し、秋に向けて体調を整えるようにしましょう!