脱毛のお悩みの増える時期。「腎精」の補充を!
2016年10月 4日 14:55髪のお話
秋口から冬にかけて当店では「脱毛」のお悩みが増加します。今ではお医者さんでもお薬が処方されますが、若年性の脱毛やストレス性の脱毛にはあまり効果がないようです。ここは漢方の出番ですね!
脱毛の原因に大きく絡む要素に「腎精」という言葉があります。腎精はどなたでも年齢を重ね不足していくものです。「腎精」とは成長や生育などのエネルギーの源になるものであり、この力があることで成長を促し、老化を防ぎます。しかし腎精が不足しますと体内エネルギーである「気」や血液である「血」も合わせて減少していきます。ここのところ、脱毛の相談とともに無気力症のご相談が大変に多いのですが、実はこれも「気」の不足による症状です。これから寒い冬を迎えるにあたり、腎精の不足が懸念されます。
「髪の毛は血のあまり」、「歯は骨のあまり」という漢方の言葉がありますが、腎精が不足することで脱毛や歯が抜ける、骨が弱える、脳の働きが衰えるといった体の老化現象が進んでいきます。漢方では気・血・水(体液のこと)のバランスを整えることが健康づくりに何よりも大切なこととして考えられていますが、この3つのバランスそのものを作り出すのが腎精であると言えばどれほど大切なものかをご理解いただけるのではないかと思います。
こうした症状改善にお勧めなのが「参茸補血丸(さんじょうほけつがん)」。
腎精を補う鹿茸(ろくじょう)と滋養強壮の力を持つ朝鮮人参、そして血を補う当帰や竜眼肉(りゅうがんにく)といった生薬をバランス良く配合し、腎精と血を補います。特に加齢、あるいはお若くても脱毛に悩まれる方にとってはどちらの補充も欠かせません。また、「気」と「血」を補うことで体に元気が湧いてきます。貧血がちで疲れやすく、脱毛や冷えにお悩み、という方にとって救世主になりうる中成薬です。
その他にもストレスや内臓の不調などによっても脱毛の進行がありますので多方面からのケアが必要になります。お悩みの方は是非ご相談下さい!