黄砂やPM2.5対策にも漢方が便利
2017年5月16日 13:43花粉、アレルギーのお話
ここのところやたらに咳や鼻水、喉のイガイガを訴えてご来局されるお悩みが増えているんですがこれ・・花粉じゃないですね。
この原因は主にこの時期に多く飛散する黄砂やPM2.5である可能性が高いです。
対応としては意外にもこうした症状にも花粉症に用いる抗アレルギー薬は効果があります。なぜかと言いますと抗アレルギー薬などの西洋薬の効果は「生理機能を抑制する」ものですから抑えることで咳や鼻水のような生理作用が止まり、楽にはなると思います。
ただ花粉にはさほど害はないのでアレルギー薬で止めてもまあ良いとしても例えばこれが有害な黄砂やPM2.5だったりした場合、それも同じように抗アレルギー薬で反応を止めてしまうことで害毒を外に排除しようという生理機能を抑えてしまうことにつながりかねません。
解毒ができずに蓄積するリスクを危惧するので私はこの時期の抗アレルギー薬の服用をあまりお勧めしません。害毒が外部から潜入してきた時の防御壁としては皮膚や粘膜がまず第一のものになりますが、粘膜を通って出される鼻水や痰が害毒を外に出す働きを担いますので、抗アレルギー薬により粘膜が乾いてしまうと解毒機能が低下することになります。
ですから逆に粘膜機能を向上させ、免疫のバリア機能を高める衛益顆粒をこの時期にこそお勧めしたいと思います!!
鼻水や咳などの症状の早期改善にも漢方がよく効きますのでご相談くださいね