冬季うつにご用心!
2024年10月30日 11:44冬の病気のお話
冬季うつをご存知でしょうか?
別名「季節性情動障害」とも呼ばれ、日照時間が短くなる秋冬に発症しやすいうつ病の一種です。
特に朝の暗さや寒さが影響し、エネルギー低下、気分の落ち込み、過眠、食欲増加(特に炭水化物への渇望)などが見られます。
原因としては日光不足による脳内のセロトニンやメラトニンの分泌バランスの乱れが考えられ、体内時計の調整が困難になることなども影響します。
治療法としては、日光浴や適度な運動などが効果的とされています。通常のうつとは違い、この時期限定で発症するという特徴を持ちますが、放置しておくと通常のうつに移行することもあり、日常生活に支障をきたすこともあるため早めの対策が重要です。
漢方薬での対応としては秋冬に「陽気」が減少することを原因の一つと捉えます。陽気とは体を活発に動かすためのエネルギーのことであり、これが不足することで気力が低下したり、内臓の活性が失われてしまうことで冬季うつのような症状が生まれます。陽気を補う漢方薬としては加齢や胃腸虚弱による陽気不足には参馬補腎丸(じんばほじんがん)、疲労が強いことで陽気を作る力が弱い方には「双参(そうじん)」、慢性的な下痢がちで内臓が冷えている方には「真武湯(しんぶとう)」や「小建中湯(しょうけんちゅうとう)」などがお勧めです。
個人の体質に合わせた漢方薬をお選びしますので冬季うつが気になる方はぜひご相談下さい!





