なぜ花粉症に「ルミン」が効くのか?
2008年2月19日 17:02花粉、アレルギーのお話
私のような職種の人間は季節特有の症状のご相談が増えると季節を感じます。
花粉症が増えてくると「春が近いんだな」という感じです。
・・・風流のかけらもありませんね。
と、いうわけで毎日目を真っ赤にはらせ、鼻水をすすりながら来局される方のご相談を伺いながら思ったことが一つ。
皆さん「花粉症は治らない」と思っていませんか?
花粉症の治療は症状を抑えるしかない、と思われておられる方が多いようで皆さんご相談の中で花粉症を「治す」ためにできることがある事をご説明させてもらっています。
花粉症を治すことは可能です。
私はいわゆる病院で行うアレルギー疾患の治療とはまったく異なる方法で花粉症治療を行っておりますが、本来漢方は西洋学的観点で捉えることはしませんが、あえて花粉症を西洋学的に捉えた上で「治癒」させようとした時に必要となる2つの要素があります。
それは「免疫」と「マクロファージ」。
まず「花粉症」はご存知の通りアレルギー疾患の一つですが、体内に花粉のようなアレルゲンが侵入してくると正常な免疫力を持っている場合体外へと排泄しようとします。
花粉に対して鼻水やくしゃみ、涙が出るのは実は正常な免疫反応なのです。
しかし花粉症というのはこの免疫反応が亢進、暴走してしまった状態のことをさします。
つまり止まらない鼻水や涙、そして炎症が起こりかゆくなる目・・のような花粉症症状は正常である免疫反応が強く起こりすぎてしまっている状態なのです。
他のアレルギー疾患(ぜんそく、アトピー、リウマチなど)も同種のアレルギー疾患として考えられています。対処法としては暴走した免疫を調節する必要があります。
・・と、簡単に言ってもこれがとにかく難しい!
続いて「マクロファージ」。
マクロファージとは「異物を貪食する細胞」の総称です。
すなわち体内にとっての異物である花粉やウイルスが体内に侵入したときにこれを「貪食細胞」食べてしまう細胞です。異物が侵入した時点でマクロファージが異物を食べてしまえば当然その時点で異物の除去は完了となるわけですから体にとってこのマクロファージが元気であることが望ましいのは言うまでもありません。
私が漢方を用いた治療で用いるのは外部からの邪なるもの(アレルゲンやウイルスなど)に対して体、特に皮膚(漢方では「肺」が皮膚をつかさどると考えられてます)を強化し、免疫細胞の住処といわれている腸内の環境を正す内容のものが多いのですが、上記しました「免疫」と「マクロファージ」の原因を一つで解決してくれるお薬が漢方以外にあるのです。
それが「ルミンA」です。
「ルミンA」は「機能性色素」という少々ややっこしい名前の研究の中から生まれた医薬品です。
機能性色素とは「感光色素」とも呼ばれ、ルミンを形作っている色素は近年、細胞賦活(細胞を元気にする)効果や免疫調整作用をもつことがわかりました。
さらに特筆すべき点はその安全性。副作用が出る可能性がほぼ0というから驚きです。
他の薬剤との併用も全く心配が要らないので私は漢方と合わせてご紹介させていただいております。
もちろんマクロファージの活性化、と免疫の調整という効果は花粉症だけではなくあらゆる病気への予防となり、健康づくりには欠かせないものです。
分かりやすく効果を見れるこの花粉のシーズンにぜひ一度お試しいただいた上で毎日の健康のために続けてみてはいかがでしょうか。
私は服用してはや10年を過ぎますがここ10年カゼ一つひきません。
ルミン愛好家の皆さんはどうぞご意見をお寄せくださいませ。
いつかルミン愛好家の皆さんを集めてルミンの魅力を肴に一杯やりたいものです。
・・ちとマニアックすぎますかね。