秋~冬に悪化する喘息症状に漢方の力を!
2009年11月12日 10:25呼吸器のお話
喘息や呼吸器、気管支の疾患は漢方で言うと「肺」が虚弱な方に起こる疾患として考えられています。「肺」は皮膚とつながっている臓腑として考えられており、肺が弱いと外からの害毒(ウイルスや花粉など)に対する抵抗力が弱まるとされています。冬になると風邪をひきやすかったり花粉にお悩みの方はこの「肺」に対するケアが必要になってきます。
そこで当店では呼吸器にトラブルや弱さのある方には冬虫夏草(とうちゅうかそう)という「肺」を強化させる漢方をお勧めしております(関連記事はこちらをどうぞ)が、それでもこの秋から冬にかけての時期には体調や気温、湿度などによっても辛い喘息症状に悩んでしまう方もおられるかと思います。
そういった方にお勧めしたいのは喘息症状そのものの原因を根治させるための「平喘顆粒(へいぜんかりゅう)」という漢方薬。身体に優しい生薬の特徴は備えつつ、優れた気管支拡張能力や抗炎症作用をもち、喘息症状特有の喘鳴、気管支の狭窄感、炎症の強い咳などの辛い症状を改善させます。
西洋薬の喘息薬と違うのは症状を引き起こす根本となる原因を「治す」と言う点。ここが最大の長所です。先にご紹介した冬虫夏草を用いて肺の機能そのものを強化しつつ、原因を治癒させていく平喘顆粒を併用していけば喘息体質そのものの改善が期待できます。
小児やご高齢者の場合、悪化すると命にも関わる喘息症状。
症状を緩和させ、抑える目的で使う西洋薬(内服剤、吸入のお薬も含む)とのご併用も可能ですので激しい症状は西洋薬で抑えておきながらしっかりとした治癒に向けて漢方の力を試してみてはいかがでしょうか?特に発作時に呼吸困難になったり痰が多く出るような症状をお持ちの方には大変よく効きます!
喘息の症状、咳のタイプ分類はこちらをご覧ください。