残便感は美容と健康のタ・イ・テ・キ
2010年2月20日 17:12腸や便秘の話
「便秘」で当店にご相談に来られる方は多くおられますが、その中の気になる訴えとして「残便感」があります。
便がスッキリ出ない、なんだかいつまでも便が体の中に残っているという訴えが多いのですが、実際に糞便が体の中に残っているというのは意外に少ないのでは、と思っております。
と、いうのも残便感を排便時以外にも感じておられる方が多いのと、基本的に訴えをされておられる方は下腹の脂肪を気にされておられる方、妊婦さん、または女性トラブルを抱えた方が多いように感じるからです。ただ、便秘症状にお悩みであるというもの事実。ちょっと矛盾していると思われますよね。
私が言いたいのは内臓脂肪が増加することにより、脂肪が下腹部の臓器や血管を圧迫し、いわゆる「残便感」を感じるようになるのではないか、ということです。
脂肪による圧迫により、血流が滞ったりしますと「内痔核」の原因にもなりますし、脱腸や痔核により排便後の不快感や残便感を感じる人がいるのも事実です。
そして肥満を蓄えられてしまう方の多くはその原因として「便秘」があるという事実があります。
では残便感を無くすにはどうしたらいいのか?
一番わかりやすいのは脂肪由来の残便感であれば「痩せること」です。
生活習慣や加齢が原因で腸内の善玉菌が減少したり、消化機能の低下することによりますます太りやすい体質は作られ、並行して便秘自体も悪化していくことになります。
最近では冷たいものを多く摂るため、代謝が低下し、見た目は痩せていても内臓脂肪が多いタイプも増えておられます。
必ずしも肥満=残便感というわけではありませんが、便秘→代謝異常→肥満→残便感という悪循環が起こる可能性は非常に高いと思います。ですから便秘と痩せることも並行して行っていけばいい、行うことが出来る、と言うことにもなります。
腸内の状況が悪ければ肌色が悪化したり、吹き出物やシミ、そばかすなどの肌トラブルも起こりやすくなりますので便秘、肥満の改善によりお肌の状況も一緒に改善されるケースが多く、美容の面でもプラスがあるというわけです。さらに腸の健康は免疫を向上させ、アレルギーやガンなどの重篤な疾患の予防にも役立つなどいいことづくめ。
腸は健康と美容の要です、漢方薬や自然薬でまずは腸内の大掃除を始めましょう!便秘や残便感を感じておられる方で最近どうもおなかがポッコリ・・と言う方はみんなまとめて面倒見させていただきますのでご相談ください。