急増する「クモ膜下出血」の予防を考える
2010年4月23日 17:29脳血管障害、脳梗塞のお話
先日、読売巨人軍の木村コーチが37歳と言う若さで急逝したニュースをご覧になった方も多いと思います。
原因であるクモ膜下出血とは、クモ膜と軟膜の間の空間「クモ膜下腔」に血液が混入した状態であり、全脳卒中の8%を占め、突然死の6.6%がこれに該当すると言われ、高齢者よりむしろ壮年期の人に多いとされます。
また一度起こると再発しやすいという特徴もあります。アルコールやタバコの多飲、ストレス、過労などがリスク要因として言われていますが、これらを漢方的に見れば血液が汚れ、循環が悪くなり、血管が詰まる「於血(おけつ)状態」であると言えます。
致死性の高い疾患ですが高血圧や糖尿、高脂血症、心筋梗塞、脳梗塞などと連動して起こるという点ではその予防方法も漢方なら同じ。生活習慣に不安がある壮年期の方には「冠元顆粒」を中心に血液状態の改善と血管の掃除などを総合的に行っていける方法がお勧めです。
病院から一般的に出される抗凝血剤はあくまで科学的に血液をサラサラにするものであり「血の質」を良くするものではありません。予防と共に健康を作っていく視点で見ればこれらの中成薬を用いたほうが有効であると確信しております。
悪い生活習慣や体質にご心配のある方はぜひご相談ください。