今年も来ましたインフルエエンザの季節
2010年11月 9日 12:37カゼ、インフルエンザのお話
昨年、新型インフルエンザが猛威をふるったのはまだ記憶にも新しいところですが、今年もまた新たなインフルエンザの脅威が迫ってきております。
今年の流行は新型ではなく香港A型。
いわゆる「普通の」インフルエンザということですが、新型のパンデミックな流行の陰に隠れてはいるもののその致死率、危険性は実はこちらの方が高いのです。
特に虚弱体質の方、ご高齢者、小さなお子様には注意が必要です。
例年、店頭にて皆さまからのお悩みにお応えしておりますと予防接種だけで万全、ということにはならないと考えております。
というのも予防接種というものは単一の病気の抗体を身体の中に作り、その病気に関しての免疫を高めるメカニズムで作用するため、そのほかの病気に対する効果はもちろんありません。
ですから「新種」が現れればその対応には時間がかかりますし、その都度接種を受けなくてはいけなくなるというわけです。
ここで考えてみたいのは「なぜインフルエンザにかかるのか?」ということと「本当に予防する手段は予防接種しかないのか?」ということ。
例年インフルエンザの流行とともにこの「予防」についてはいつも文章を書いておりますが、これはインフルエンザ飲みならず、ほとんどの病気に対して言えることです。
一つの症状に対してそこだけを見て治療を行うというのは根を見ないで葉や花だけを見ているのと同じことです。大切なのは「根」を見ることだと思います。
どんなに葉や花をケアしても根本が枯れてしまえば木は枯れてしまいます。
ではその根を強くするにはどうしたらいいか?
私は漢方薬や自然薬の出番はまさにここにあると考えています。
葉や花のケアは予防接種や西洋薬の服用。短期間で効果が上がる長所はあれど根本から治すわけではなくあくまで基本的には「対症療法」であるという短所があります。
一方で根のケアは漢方薬や自然薬の服用。慢性化した体質の改善や身体の根本を強化するには時間がかかるという短所はあれども「治す」という意味においては最も有効な手段であると考えます。
漢方薬を正しく用いることで身体の根を強化し、風邪やインフルエンザの予防が同時にアレルギー性疾患の予防や改善に。はては生活習慣病の改善や予防につながっていくということが充分にありえます。
もちろん様々な体質に個別に最も適した漢方薬での服用を指導させてはいただきますが、冬の時期に特にお勧めしております板藍茶(ばんらんちゃ)は生薬のお茶。天然の抗ウイルス作用をもち、安全かつ効果的に種別を問わないインフルエンザの予防ができます。こちらは是非お試しください。
当店にご来局されておられるお客様の多くにご愛飲頂いておりますが今年もいよいよ板藍茶の季節がやってまいりました。
漢方で今年の冬もインフルエンザ、風邪知らずに過ごしましょう!
板藍茶のご注文はこちらからどうぞ。
※今年は特に去年同様早期の売り切れが予想されますのでご購入の際には個数を制限させていただく場合がございます。ご購入を希望される方はできるだけお早めにお問い合わせくださいませ。