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嘘だらけの「血液サラサラ」!

2010年12月16日 14:00いきいき血液の話

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講義風景


ちょっと難しいお話になりますが、西洋学の「血液ドロドロ」の定義というのは

①赤血球の変形能力の低下
(原因は動物性の脂肪の過剰摂取など)

②血小板の凝集能の高まり
(高血圧が大きな原因)

③白血球の粘着能の高まり
(喫煙や疲労、ストレスが大きな原因)


の3点です。

これら全てが同時におこるわけではなく、このうちの一つでも起これば血液はドロドロになるというわけです。これに対して現在病院で「血液サラサラ」の薬として処方される薬は②の血小板の凝集をさせなくする作用を持つ薬のみ。①と③に対して有効な薬というものは存在しません。
ただ、②をさせないというのはどういうことかというと「血が固まらないようにする」のと同じ意味です。

ですから出血があると血が止まらなくなる危険性が高く、服用中に歯医者にすらかかるのにも注意が必要になるというわけです。

これって本当に健康な血液と言えるのでしょうか?

これに対して漢方の考え方では血は五臓六腑の健康な働きによって作られるエネルギーと体液の産物としてとらえられています。

つまり血液がドロドロになるというのはこれら五臓六腑のどこかにトラブルが発生したために健康な血液が作れなくなってしまった状態であると考え、それを改善させることにより血液は自動的にサラサラになるという風に考えてきました。

もちろん、汚れた血液を浄化し、流れの詰まった部分を綺麗にとりさらう生薬もたくさんあります。これらは「活血化於(かっけつかお)」と呼ばれる働きで、これを行う漢方薬がすなわち「血液サラサラ」の薬とされます。

即効性という意味では緊急性の高い患者さまにはニーズはあるとは思いますが、強制的に血液を固まらないようにする西洋薬と、確かに血液を生まれ変わらせるためにある程度の時間は必要にはなりますが、健康から自然に血液が綺麗にする漢方薬と、どちらが健康の観点から見ていいか、私個人としては答えは明らかだと思っております。

当店では「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」をその代表的な薬として大変なご好評をいただいておりますが、多くの慢性病、重病は血液のケアで改善、予防できるということは間違いのない事実です。

一つの病気にだけ目を向けるのではなく、病気を発生させる大元である「血」を見直すことが効果的で効率的な健康につながると考えております。

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