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慢性腰痛には漢方で対応を!

2011年9月10日 07:25「痛み」のお話

腰痛のご相談というのは一年を通じて多いものですが、腰痛にはいくつかのタイプが存在します。そこで今日はこのタイプ別に分類したあとでそれに対応する漢方をご紹介していきたいと思います。

まず「湿気と冷えによる腰痛」。もともと胃腸が弱い、暴飲暴食などで胃腸の機能が低下し、消化吸収力が落ちるとともに水分代謝に影響がでて、腰痛になるタイプ。具体的な症状としては、冷えによって腰痛が悪化、梅雨時や台風などの天候によって腰痛がひどくなる、朝の痛みが強いなどがあげられます。

湿気が多い環境で働く方に多く見られるのも特徴のひとつです。このようなタイプには枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)、真武湯(しんぶとう)、あるいはイスクラ勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)などがオススメです。

また、「腎の虚弱による腰痛」もあります。これは腎機能の低下による腰痛過労、老化、虚弱体質、セックスのしすぎなどが原因になります。慢性化しているので痛みは激しくなく鈍い感じなのが特徴。慢性化した腰痛の中ではこのタイプの腰痛が最も多いでしょう。解決法はゆっくりと体を休めることが一番。おススメの漢方薬は六味丸(ろくみがん)や蘭州金匱腎気丸(らんしゅうきんきじんきがん)瓊玉膏(けいぎょくこう)などの腎の薬です。耳鳴りや頭のふらつき、尿量が多い、もしくは尿量が少ない、残尿感などの症状があればなおよいですね。

「腎機能」と一言に言いましても漢方の場合は腎臓以外の広い範囲を指しており、腎の虚弱は老化を早めることにもつながりますので注意が必要ですが、逆を言えば腎の薬で腰痛の改善と老化の防止の両方をできる、ということにもなりますので非常に一挙両得な感じもいたします。

最後に「ドロドロ血による腰痛」タイプ。悪い生活習慣や精神的なストレスが原因で自律神経のバランスが崩れ、血流が阻害されてドロドロ血になり、腰痛を発生します。ストレスなどによって症状が悪化したり、刺すような痛み、どちらかといえば朝よりも夜に痛みが悪化することなどが特徴です。

どちらかといえば若い方の腰痛に多いタイプともいえます。基本的に血が汚れてドロドロになるというのは生まれ持った体質もありますが、後天的に生活の中で進んでしまうものの方が多いように思います。

生活習慣を見直し環境を整えることが一番。自分に合ったストレス解消法を見つけ、適度な運動をするのもオススメです。代表的な漢方薬としては、加味逍遙散(かみしょうようさん)や血府逐瘀丸(けっぷちくおがん)、そして私の大好きな(笑)イスクラ冠元顆粒(かんげんかりゅう)などがあります。

ご相談時にはまず皆様の腰痛のタイプを判断し、生活上の改善方法と合わせて適正な漢方薬をお選びしますのでお悩みの方はご相談ください。腰痛には内臓の病気が潜んでいることもありますので注意が必要です。

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