西洋薬の鎮痛剤で痛みの症状は悪化していく
2012年1月21日 09:39「痛み」のお話
腰痛、関節痛、神経痛、生理痛・・痛みの種類というものはたくさん存在します。
その中でも今日は腰や膝の痛みについて、現代人の多くが頻用しているいわゆる「痛み止め」が症状を結果的に悪化させてしまうことになっている現状についてお話し、その痛みの本当の意味での改善方法についてお話したいと思います。
最初に腰や膝が痛くなる仕組みについてお話したいと思います。
まず筋肉を激しく使ったあとに、乳酸などの疲労物質がたまります。するとこの疲労物質が血液の流れを邪魔してしまい、血流が悪くなります。そこで、この血流を改善させようとプロスタグランジンと呼ばれる血管を拡張させる物質が増えます。しかし、このプロスタグランジンは発熱や痛みを引き起こす物質なので、赤く腫れたり痛みが起こるわけです。これは要するに血流を回復させるために血管が広がったときに痛みを感じるという筋肉の疲労を回復させるときに起こる正常な体の反応なわけです。
しかし、西洋薬の消炎鎮痛剤はこのプロスタグランジンの生成を阻害する効果があるため、血管が広がらずに閉じたままになってしまうわけです。確かにこうすれば痛みの元であるプロスタグランジンは生成させらくなるので痛みは感じなくなりますが、血流障害に関しては放置させることになります。
中でもよくないのは外用の貼るタイプの消炎鎮痛剤で、皮膚を介して吸収されるため、その部位はもちろん、全身の血流が結果的に阻害されて悪くなってしまうことになります。
つまり筋肉の疲労は回復させないまま蓄積され、消炎鎮痛剤を使い続ければ原因を放置させることでどんどんと痛みは増悪していく危険性があります。
それでは痛みを本当に治すためにはどうしたら良いのでしょうか?
とっても簡単なことです。
傷んでいる場所は修復のための血液を欲している状態なわけですから、体を温め、血流を改善させてやれば自然に痛みは消失していきます。当店では「イスクラ冠元顆粒(かんげんかりゅう)」や「錦上四川富貴膠(きんじょうしせんふうきこう)」などを用いることで体は温まり、血液の滞りは取りさらわれて痛みはなくなっていきます。
辛い痛みを治したい!と思われ、漫然と消炎鎮痛剤を用い続けている方は多いと思います。しかしこれでは痛みの根本治療にはならないばかりか、結果として痛みが悪化する可能性があることをご自覚いただき、肩こり、腰痛、ひざの痛みはしっかりと漢方で根本治療ができることをご理解頂いた上で是非ご相談ください。きっとお力になれると思います。