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医食同源と高齢化社会

2012年9月10日 16:00元気で長生きのお話

 
神奈川県薬剤師会雑誌「薬壺」というものがあるのですが、その中の記事で黒岩神奈川県知事の「医療のグランドデザインについて」という講演の記事が載っていたのですがこれが大変良いことをお話されていました。

知事が掲げていたのは「東西医療の融合」、つまり高齢化が進んでいく中で「病気にならない老人を増やしていく発想」、「介護のいらない老人を増やしていく発想」が一番大事、というもの。病気になる前の「未病(みびょう)」の話をされ、どうやって未病を治すのか、というポイントとして「医食同源」を上げ、神奈川県としてはここに農業のあり方を再考するという意味を込めて「医食"農"同源」を提唱しておられました。

西洋医学を「攻撃的医療」と呼び、病気を叩くことを主眼とすることで自ずと高齢化社会には伴う副作用に体力的にも対応できないという「限界」があるとし、そこに東洋医学をバランス調整に取り入れていくべきだということをお話されておられます。

失礼ながらなかなかこうした認識をもっておられる方は少ないので怪訝に思っておりましたところ、知事のお父様が末期ガンを漢方の哲学「有胃気即生=胃に気があればすなわち生きられる」にのっとって西洋医学に頼らずに「食」の観点から大きく改善させた経歴があったということを知り、納得しました。

薬剤師に西洋医学だけだなく、そしてまたただの「栄養学」というものだけではない「医食同源」の観点を取り入れた東西融合の医療を推進していくことで前述した「病気にならない老人」を増やし、長生きしていることが喜ばれ、幸せに感じられる環境を整えていきたい、という内容の話に大きく賛同いたしました。
 
病気はまず「食」の乱れから始まるとされています。
日々の口にするものが良いものであり、かつそれをきちんと消化吸収できる胃腸があれば人は病気をしない(しづらい)とされています。
 
現代病の多くは私たちが口にしているものが逆に原因となっているものが多く、そう考えるとやはり病気は薬を飲む前の「食」の段階で食い止めることができるものであると感じる今日この頃です。
 
漢方薬も「食」に限りなく近いものであることから西洋薬のような化学物質とは違う方向から病気を治していくことができるものであるということもおわかりいただけるのではないでしょうか。

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