講演という形でお話させていただきました。

不況下でも伸び続ける店舗はたくさんあり、また人がほとんどいないような地域でもびっくりするほどのお客様を獲得しておられる店舗もある。これはやはりお客様からのニーズがあり、お客様が集まる店舗(努力しておられる店舗)とネガティブな言葉だけで努力のない店舗の差が明確に出てきただけだと私は考えます。

お客様を待っているだけで医薬品が飛ぶように売れた時代もあったと聞きますが、正直今はそういう時代ではありません。ネットの普及でお客様は来店前に来店を考える店の情報を簡単に得ることができます。それはつまり来店前に我々は既にお客様に「見られている」ことを意識しなくてはいけないと思います。

どうすればお客様のお役に立てるか、明確な料金体系は築けているか、そして何よりお客様のお悩みに答えられるスキルの研鑽を日々行っているか。そういうことをお客様に感じていただけるような情報発信をしながら、自ら精進し続ける気持ちがなければこれからの時代を生き抜いていくことは難しいと日々実感しております。

しかしそれは逆に言えばチャンスでもあるわけで、専門性の高い小売業が大手のドラッグストアにも全く負けずに戦えるのです。
毎日そうした計画を練り、それがお客様の目に触れ、「いつもHPをチェックしています」と言われた時にはなんとも言い難い幸せな気持ちになれます。

昨日の講義を通して自らも改めてこうした気持ちを引き締めて楽しく頑張っていこうと思いました。出席していただきました数百名にも及ぶ皆様、そしてご依頼いただきました東京都登録販売協会の皆様にこの場を借りて心より御礼申し上げます。