HOME健康になりたい>睡眠薬で不眠は悪化する

睡眠薬で不眠は悪化する

2013年5月29日 16:37睡眠のお話

最近不眠の相談が何かあったのかしら?!というくらい激増しております。

その大半が「安定剤や睡眠薬を飲んでいたらおかしくなった」という内容なのでこれはやはり言っておかなくてはいけない・・ということで本日のテーマにしました。

極論から言えば睡眠導入剤によって睡眠の質は「悪化」します。

これは断言できます。

不眠を改善する為に気軽に飲み始めた睡眠薬をいつしか多用する事で日中もだるさが残り、体は重く、いくら飲んでも眠れなくなってくる・・当店に来られる方々は口を揃えてこうおっしゃいます。

睡眠薬の「効果」については否定するわけではありません。
しかし睡眠薬を「不眠を治す薬」として飲んではいけません。
むしろまったく逆です。

睡眠薬を長期で服用しておられる方は皆さん「飲まないと全く眠れなくなった」「もう手放せない」とおっしゃいます。これはまぎれも無く「薬物依存」です。

私が常々お話しさせていただくのは、快適な睡眠というのは体と心のバランスが保たれる事で自律神経が整い、「睡眠スイッチ」
のON/OFFがうまくいく事で得られる、というお話です。

睡眠薬、あるいはそれに類する安定剤の最大の問題はこの快適な睡眠を得るのに必要な「体の疲れ」「神経の疲れ」を癒すことができないという点です。

「眠れないから体が疲労する」→ならとりあえず体を無理矢理にでも寝かせよう・・・・これがそもそも間違いです。

本当は「体が疲労しているから眠れない」のです。

疲れていれば眠くなるでしょう?とおっしゃるかもしれませんが、人間の体は疲労により精神も同時に疲労します。それはつまり神経の働きもまた疲弊することにつながりますので、疲れすぎていると快適な睡眠を得る事が難しくなるのです。

質の良い睡眠を得るにはどうしたらいいか?中途覚醒をなくすにはどうしたらいいか?答えはいたってシンプル。

「体を回復させるものを用いる」のです。

無理矢理に神経をいじくって寝かしつけるのはあくまでも超短期的に限っていえばまだしも中長期的に使い続ければ自律神経は自らの力で入眠スイッチを押す事が下手になります。結果としてより強い力で「寝かしつける」必要が出てくる=剤数が増える。という泥沼に。

当店でこうしたお悩みは日に数件を超えますが、いずれも安定剤や睡眠薬を長く飲んでおられる方ほど症状は悪くなりますし、漢方や自然薬による改善も時間がかかります。

手軽に安定剤や睡眠薬を手に入れる事のできる時代ではありますが、安易な服用は本当に止めるべきです。そしてお悩みの方はできるだけ早くご相談ください。

category

goaisatu 「家計の時間」連載
「痛み」のお話「赤ちゃんの部屋」連載
「食の安全」のおはなしいきいき血液の話
お勧め薬のお話これだけはつたえたいお話
めまいのお話アスリート・運動好きの人の漢方のお話
イベント告知!カゼ、インフルエンザのお話
ステロイドの話ストレスのお話
タクヤ先生の漢方講座リウマチの話
リクルートリクルート(期間限定)
中医漢方radioバックナンバー中医漢方videoバックナンバー
乾燥のお話五月病のお話
他業種とのコラボ企画健康サービスのお話
元気で長生きのお話免疫のお話
児童虐待に悩む親御さんへの話冬の病気のお話
冷えのお話募集中セミナー
取材・メディア露出など口内炎のお話
口臭のお話呼吸器のお話
夏の病気のお話子宮筋腫のお話
小児・乳幼児のお話循環器のお話
心臓疾患のお話打撲・捻挫のお話
星薬科大学での漢方実習春の病気のお話
暴飲・暴食のお話梅雨の不調のお話
水虫のお話汗のお話
漢方講座開催&参加募集生理のお話
生理トラブルの話男性のお話
男性更年期のお話疲れの話
痛風のお話癌のお話
皮膚のお話目のお話
睡眠のお話秋の病気のお話
糖尿病のお話経営・漢方販促セミナー
老化対策の話耳のお話
肝のお話肥満、ダイエットのお話
胃腸のお話脳血管障害、脳梗塞のお話
腎・膀胱系のお話腸や便秘の話
自律神経、うつのお話自然治癒力向上のお話
花粉、アレルギーのお話血圧のお話
行って来た講義内容など認知症のお話
頭の良くなる漢方薬の話頭痛のお話
顎関節症のお話顔色と病気のお話
飲酒のお話骨のお話
髪のお話30日で体を生まれ変わらせる
日本全国どこからでも対面相談が可能です! ご相談予約 総合受付