「うんち」で見る健康のサイン
2013年12月24日 17:14腸や便秘の話
前回の「腸」のお話がおかげさまで皆様から大変な反応をいただきました。
やはりどなたにでも関係のある内容というのは気になるものなのでしょうか。
と、いうことで今回はこれまた皆さんに必ず関係のある「うんち」のお話。
知っているようで知らない「うんち」についてですが、実は便の3分の1は「腸内細菌」でできています。善玉菌が多ければ多いほど便の臭いはありません。しかし、逆に悪玉菌が多ければ多いほど便は鼻の曲がるような悪臭を放ちます。
家族に「あなたの後はトイレがクサい!」と言われたらこれは実は要注意なのです。便がクサいというのはすなわち腸内で悪玉菌が大繁殖している可能性が高いのです。
便の形や固さも大切。理想的な便は力むことなくするすると出て来て残便感もありませんが、硬い便は長い間長にとどまっている為に水分が失われた便であり、逆に食物繊維の足りない柔らかめの便や、栄養失調や脱水の危険のある水状便は不健康のサイン。
さらに色は明るい黄褐色の便が最高ですが、肉食中心に傾く焦げ茶色、黒くべっとりタール便は胃腸からの出血の可能性、また赤い色は直腸や肛門付近の出血の可能性(大腸がんの可能性も)、白い便は肝臓や胆のう疾患の危険性ありなどなど。
証陽散などの腸内改善漢方で善玉菌を増やし、食物繊維をしっかりと摂り、適度な運動、酒、タバコを控える事で便は元気なバナナ形に!毎日のうんちは健康のバロメーター。以上な状態が続いている人はできるだけ早めのご相談を。