安さと安全性は両立しない
2014年6月26日 17:15「食の安全」のおはなし
人間が生きていく上で絶対に欠かしてはいけない「胃腸の健康」ですが、現代人の生活はこの胃腸に過剰なほどの負荷をかけ続けています。
当店でも相談をしている時に常に感じているのは皆さんが食べているものに気を使っているようで全然気を使っていない、と言う事。ちょっと厳しい言い方かもしれませんがこれは本当に感じます。
「産地?流通行程?栽培、飼育の過程?そんなのいちいち考えているんですか」
と言われますが、私からすると自分の口にしている物についてそうした興味を少しくらい持った方がいいのではないか、と逆に感じます。それくらい現代人が口にしているものには問題が山積しています。
添加物、農薬、抗生物質、成長ホルモン剤、精製糖・・あげ始めると本当にキリがありませんし、ここで詳しく説明すると本当にものが食べれなくなってしまう方が確実に出て来てしまいますので割愛しますが、それくらい口にしているものに興味を持たなければ何を食べされされているかわからないのが現代日本です。・・とても悲しいお話ですが。
以前に有機農法に長年携わってこられたある農家の方とお話しする機会がありましたが、「有機農法だけではなく、現代の野菜の値段は異常なほどに安すぎる」とおっしゃっておられました。「本当に安全なものは絶対にあんな価格では作れない」とも。
もちろん高ければいい、と言うわけではありませんが、生産効率や見てくれ、利便性だけを求め続けて来た我々自身のせいで現代では「安全より安さ」が優先されるようになっているのは残念ながら事実です。
ある程度自分たちの口にしている物の事を知れば多少値段が高くても質のいいものを手に入れることに抵抗は無くなると思いますし、現代のそうした食べ物の危険性にも消費者の目線からNOが突きつけられる事になるでしょう。
「安い方がいい」のは当たり前ですが安くて安全なものには自ずと限界があるということを理解しなくてはいけません。
「安くて安全」というのはごくごく当たり前のことであり、そうでなくてはいけないはずなのですがその当たり前を確保するのには現代では意識とコストがかかる・・というのがまぎれも無い事実です。
たった数十年でアレルギー・肥満・生活習慣病・ガンなどの病気が激増した原因について少し考えてみませんか?
ご興味をもたれた方は是非一度当店にお越し下さい。
皆様の食欲を失わせない程度に「現代食の現状」をお話しさせていただきます。