記憶をつかさどる「海馬」を元気に
2015年3月23日 16:04認知症のお話
大脳の中に存在する「海馬」という器官があります。
特徴的な層構造を持ち、脳の記憶や空間学習能力に大きく関わることが知られています。
この海馬の障害で記憶ができない、という病気の方の映画などもありますよね。
近年この海馬の研究は進んでおり、アルツハイマー病における最初の病変部位であることも知られています。漢方的概念で言えば血液のめぐりが悪くなる「虚血(きょけつ)」に対して非常にダメージを受けやすいこともわかっています。要するに「海馬への血の巡りが悪くなると記憶力が低下する」ということですね。血の流れってやはり大切です。
また、心理的なストレスを受け続けることでも海馬の神経細胞は簡単に破壊され、海馬そのものが萎縮することもわかってきています。心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつ病の方などにはこの傾向が顕著に見られるそうです。ストレスや精神疾患により記憶障害が出る、というのもイメージしやすいかもしれませんがこのように科学的にも立証されているというわけですね。ですからストレスをできるだけ少なくしていただくというのも大切なことです。睡眠不足なども悪化要因となりますので深夜までの過度な仕事や勉強というのは結果として記憶効率を低下させることにつながりますのでやはりストレスを溜めないようなスタイルを構築したいものです。(特に受験を控えておられるお子さんの親御様にはこの辺りを是非頭の片隅に置いておいていただけると良いと思います)
逆に記憶力をアップさせるにはどうすればいいのか?と聞かれた時には「幸せ物質」と言われる脳内ホルモンであるβエンドルフィンが分泌されることなどで海馬に瘀血長期記憶が増強されることもわかっています。このβエンドルフィンを分泌しやすくすると言われる「シベリア人参」が当店の精神のお悩みや記憶力の減退などに用いることで大人気なのも頷けます。
「虚血」、「ストレス」、「睡眠問題」
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