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夏の終わりの口内炎

2015年8月26日 16:34夏の病気のお話

夏もお盆過ぎになると増えてくるのが「口内炎」のお悩み。

皆さん一般的に口内炎ができたときにはビタミン剤や抗炎症剤の塗り薬などで対処されるケースが多いと思いますが、慢性化して次々に口内炎ができてしまう方も少なくないのではないでしょうか。

口内炎といえば口中や舌に口内炎や潰瘍ができ、熱い物や冷たい物、辛い刺激物などを食べるとしみて、ひどい場合には口に物を入れただけで激痛が走り食べられない。また、歯茎が腫れて膿んだり出血するものと定義されますが、漢方を用いることで胃の炎症を鎮め、口中を潤すことにより、口腔内のさまざまなトラブルに対応することが可能です。

口内炎の漢方の観点でのメカニズムとしてざっくり言いますと、胃に湿熱が溜まること(慢性炎症)によって起こるとされています。この湿熱というのが夏の不摂生で冷たい飲み物や食べ物を取り過ぎますと胃内に起こりやすくなります。

また、夏の暑さで慢性的にお身体が疲労したり消耗したりで「体液」が減ってくることでも体内に余剰な熱を生じ、口内が乾燥したり強い口臭が出てきたりして口内炎が頻発するようになります。このタイプの口内炎は、再発を繰り返したり難治性のものが多く、慢性病に付随して発症したり免疫異常を伴うことが多く、たかが口内炎といえどもなかなか侮りがたいケースになることもあります。

こうした症状によく効く漢方薬としては「甘露飲(かんろいん)」というものがあります。慢性化した口内炎に大変効果的に働いてくれます。もちろん口内炎にも様々なケースがありますのでご相談いただきたいと思いますが、ビタミン剤や抗炎症剤はあくまでも対症療法となりますので慢性化した口内炎の根本改善には是非漢方をお試しください。

またこれからの時期に出てくる口内炎は夏による臓器の疲れのサイン。放置しないでお早めにご相談いただくことをおススメさせていただきます!

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