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秋と大腸

2015年9月25日 12:43秋の病気のお話

秋は「肺」に負担のかかる時期、というお話しは何度かしてきましたが、肺と大腸が密接な関係を持っている、というお話しをすると皆さん「??」という顔になります。至極当然な反応ですよね。

ですが肺と密接な関係を持っているのは「鼻」・「皮膚」そして「大腸」なのです。
今回はこの中で大腸との関連についてお話ししましょう。

大腸の働きを考えますと、大腸は「水分の吸収」・「細菌のバランス調整」・「不要分の排泄」というのが主たる働きとなります。この中で「肺」と密接に関わるのが「水分の吸収」と「細菌のバランス調整」です。

漢方の観点で肺の働きを見ますと「呼吸によりエネルギーを取り入れる」・「それにより体外からの邪なものから体を守る」・「体にとって必要なエネルギーと水分の散布」というものが大きく上げられます。
最後の働きに「水分の散布」という言葉がありますが、これはこの言葉通りに体の体液をスプリンクラーのように体全体に散布するという働きがある、と漢方では定義されているのです。

つまり、肺の働きが悪ければ大腸に届くはずの水分が届かずに大腸の働きは悪くなります。高齢の方の便秘でコロコロとした乾燥便が出やすいように、加齢や体力の消耗などの原因で体の体液が減ると、大腸の働きが悪くなるとともに腸内の環境が悪化し、便通だけでなく様々な不調が現れます。それは腸内細菌が体の免疫の大部分に関与していることが大きな要因であり、腸内環境の悪化=免疫のトラブルにつながるのです。ここで先ほど書きました肺の働きの中で「体外からの邪なものから体を守る」というところと「免疫を担う=肺そして大腸」としてリンクしてくるわけです!

肺の機能を元気にするものとしては冬虫夏草などが効果的ですが、腸を元気にする漢方アイテムとして当店では乳酸菌+漢方生薬の「証陽散」などがお勧めです。

肺発の不調も大腸発の不調も同じような不調を引き起こすことになります。
きちんとした見極めの上で適正な漢方薬を選択した上で元気になりましょう!ご相談ください。

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