秋口に入ってくると急に悲しくなる、涙が止まらない、夜になると眠れなくなる・・こんなメンタルの不調が起こることが増えます。

秋はセンチメンタルになる季節と一般的にも言われますが、これは秋特有のメンタル不調が起こるメカニズムを知ると「ああそうなんだ！」となっていただけるかな、と思っています。

秋は肺に不調が起こる時期である、というのはこれまで他の記事でも書いてきていることなのですが、漢方では「肺」が支配する感情は「悲」である、とされます。秋になるとその気候により「肺」に負担がかかり、それに連動する形で「悲」の感情が不安定になってしまう、という考られているのです。

ですからまずは秋口のメンタルの失調が現れた時はまずは焦らず「季節性の失調なんだ」とか「ぜんぶ秋のせいなんだ」というように気持ちを落ち着けてみてください。
その上で呼吸器の失調や肌の失調などが合わせて起きている場合もどうように秋特有の気候による失調が起きている可能性が高いので合わせて漢方薬や生活の養生を考えてみると非常に楽です。気持ちが落ち着かず、不安で不眠を起こす時には漢方薬の使用が依存性もなく大変にお勧めです。

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