〜すごい生薬の話〜現代に見直される「霊芝」の力
2026年9月28日 16:04生薬の話
霊芝(れいし)は、サルノコシカケ科に属するキノコで、古くから「不老長寿の妙薬」として珍重されてきました。
中医学的には清代の書物にもその薬効が記され、近年では現代科学の視点からも注目を集めています。霊芝に含まれる代表的な有効成分は、多糖体(β-グルカンなど)とトリテルペノイド(霊芝酸)の二つです。多糖体は、直接ガン細胞を攻撃するのではなく、私たちの体に備わっている免疫システムを活性化させる働きを持ちます。
具体的には、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)やマクロファージ、T細胞といった免疫細胞の働きを高めることにより、私たち自身の力でガン細胞を排除しやすい状態を整えていく働きがあります。一方のトリテルペノイドは、ガン細胞の増殖を抑制したり、不死の細胞となったガン細胞を正常なアポトーシス(細胞の自然死)を誘導したりする作用が報告されています。さらに、ガン細胞が新しい血管を作って栄養を取り込む「血管新生」を妨げる働きも研究されており、これによってガンの進行そのものを抑える可能性が示唆されています。
もちろん、霊芝単独でガンが必ずしも治るというわけではありません。しかしながら高い力を持つ生薬としてガン治療の補助と体の免疫力や体力を底上げし、抗ガン剤治療による副作用の軽減や、QOL(生活の質)の維持に役立つ、という位置づけで捉えることができます。ご興味のある方はぜひご相談下さい。




