その痛み、根本から治しませんか?
2010年7月 1日 16:08「痛み」のお話
「痛み」というものは漢方の考え方では「流れが悪くなると痛む」と考えられています。
例えば慢性的に冷え性があり、神経痛や膝の痛みを感じる、梅雨の時期になると関節や腰が痛くなるなど。これはそれぞれ血の巡り、水の巡りに問題があることにより発生する痛みです。
原因を追究するのが漢方による治療では必須なのは何度もお話していますが、痛みの場合はここ「腎」という臓腑が絡んでくるのがポイント。
「腎」は人間の老化にも関わる臓腑であり、「腎」が虚弱な方には特にヘルニアやぎっくり腰などのトラぶルが起きやすい傾向にあります。
腎を補いながら痛みをとっていく、というのはなかなか特殊な発想ですが漢方では「独活寄生丸(どっかつきせいがん)」という薬が代表的なお薬です。
腎を補いながら腰痛、神経痛、神経痛に広く効果があります。この漢方をベースにした上で、体質に合わせた漢方や自然薬をプラスする必要がある場合はそれを加味しながらご自身の原因に合ったケアを心がければ慢性的に苦しんでいる痛みの根本改善が期待できます!
「痛みは痛み止めで抑えるしかない」、「完治するのは無理」とお嘆きの方はまずは体質改善の漢方を是非おためしあれ。
また、リウマチや骨の変形などによる痛みのケアについては少し用いる漢方薬は変わりますが、きちんとお薬をご用意できます。痛みを根本から改善させるには漢方薬は非常に有効なアイテムになりますよ!