【大事な話】病気の原因と治癒反応
2012年4月 7日 12:15「痛み」のお話
ちょっと難しい話なんですが、「病気の原因と治癒反応」というお話をまとめてみたいと思います。
まず病気には①「原因」となるものがあります(外傷、細菌、ウイルス、薬物、アレルゲン、がんなど)、それが体内に存在した時に②「認知」が行われます。認知するのは肥満細胞、補体、マクロファージ、血液凝固因子などと呼ばれているもので、これらが原因を認知することでこの原因を破壊しようとします。その過程で起こるのが痛み、発熱、腫れ、組織の破壊(原因もろとも破壊しようとするため)などの③「炎症反応」です。つまり発熱したり痛みが出るのは治癒につながる体の防御反応の中の一つなんですね。そして最後に④「治癒」につながるわけですが、活性化されたマクロファージが炎症のカスである異物を除去したり線維芽細胞のコラーゲン産生によって組織が修復されたりしていく=病気が治っていくわけです。
つまり痛みや炎症を無理やりに抑えてしまうのはこの治癒へと続く過程を邪魔してしまうことになります。なので一般的な抗炎症剤や痛み止めの頻用などを私はおすすめしません。
大切なのは起きた炎症をスムーズに治癒へと進ませてあげる手助けをすること。そしてそれを行えるお薬がこの細胞賦活薬「ルミンA」です。
マクロファージを活性化させ、炎症のカスを大掃除し、細胞を常に若々しく保ってくれるこういう素晴らしいお薬を「抑える」のではなく「治癒」に向けて上手につかうべきだと考えます。