熱中症は漢方で対策可能!
2012年7月23日 15:37夏の病気のお話
夏になると熱中症関連のご相談が増えてまいります。
ひとつ知っておいていただきたいのは子供の夏バテの最大の原因は「体の冷やしすぎ」、大人の夏バテの最大の原因は「夜間の休息不足」と考えると漢方が使い、ということ。
子供はエネルギー(熱)の塊と解釈していた漢方の理論もここ数十年で冷房や冷たいものの摂りすぎですっかり弱体化してしまったお子様には通用しなくなりました。
お子さんの「熱中症が怖いから」と思われるのであれば、まず15℃以下の清涼飲料水の過量服用はやめさせるべきです。「1日2リットルの水を飲む」などというのはもっての外です。さらに冷房は最低限度に。子供に良かれと思ってしている環境づくりが結果として体温調節機能を弱らせ、夏バテしやすい身体を作ってしまっていることを認識しましょう。これは大人の方にも言えます。大人の方の場合はこれにさらに夜ふかしなどの悪い生活習慣が身体を悪くし、夏バテ体質を作っていきます。
麦味参顆粒や牛黄など、身体をクールダウンしたり発汗による体力消耗を防ぐ漢方薬を取り入れていくことが身体を弱らせず(むしろ強化しながら)に上手に熱中症や夏バテに負けない最良の方法です。
夏の暑さも怖いですが、それよりも間違った対策や生活習慣で夏バテを作っていってしまう現代社会の方が怖いと感じることがあります。