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心臓系疾患にはこの漢方

2013年4月 2日 17:02心臓疾患のお話

心臓系のトラブルでの漢方薬というと皆さん「救心」など「を頭に浮かべられるのではないでしょうか?

動悸、息切れに〜という言葉からもイメージしやすいかと思いますが、私が好んで用いる心臓系への漢方剤として「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」というものがあります。

これはもともとの煎じ薬としての飲み方の他に注射や点滴でも用いられるというちょっと面白いもの。

漢方を化学するのは個人的にはあまり好きくありませんが、この漢方薬は中国では医療現場でも非常に頻用されており、化学的な分析も進んでおり、むしろわかりやすいかと思い、今日はご紹介させていただこうと思いますが、実際にこの処方の注射液を静脈点滴や筋肉注射として用いると,脱水・強い脱力や各種心臓性ショックの治療に良好な効果があるとされています。薬理的研究によれば,この漢方には強心作用があり,心筋の働きを活発にすることが立証されています。

 また,心筋の酸素と化学的エネルギーの消費量を低下させ,心筋の酸素欠乏に対する耐性を高め,心臓の生存時間を延長し,心臓性ショックにおける生存率を顕著に高める・・要するに心臓への負担を軽減し、パフォーマンスを高めるということですね。

このような心筋の収縮力を増強する特徴により,収縮が活発になり、送り出される血液量も増加し,冠状動脈の拡張が行われ、冠状動脈における血流量が増加しますので、漢方で言うところの「気」と「血」、両方の流れが増し、体に活力がみなぎることになります。

本日午前中に心臓の期外収縮と不整脈のご相談に対してこの処方を用いさせていただきましたので、たまにはちょっと化学的な観点を絡めてご紹介させていただきました。

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