漢方薬を用いての慢性病への向き合い方
2013年6月14日 11:36いきいき血液の話
先日ご来局された方(60代男性)の方。
高血圧、高血糖、肝機能障害、さらには通風を伴う腎臓疾患というかなり多くの疾患をお持ちで3ヶ月前にご来局されたのですが、3ヶ月漢方薬と自然薬(今回はバイオリンクを用いています)の服用を続けたところ今回血液検査の結果にて
高血圧服用前平均:160/90 → 130/75
空腹時血糖値 220 → 130
GOT/GPT 192/118 → 28/33
尿酸値 8.5 → 7.3
と、さすがにオールグリーンとは行かないまでもほぼ全ての数値で大きな改善が見られました。
こちらの方、以前は色々と西洋薬を飲んでいましたが、病院に行くたびに新しい数値の異常を告げられて薬が増えて行く状況に対して何か「気持ち悪い」感覚をお持ちになられてご来局されました。病気を治す為に自分は病院に行っているつもりなのに・・と。
正直申しまして男性は女性に比べますとこうしたお考えをお持ちの方は少ないように思います。「病院の薬を飲んでいるんだから」ということで奥様から漢方の服用を勧められても拒否したり、漢方薬や自然薬への理解が得られずに服用もさぼりがち、というケースが非常に多いからです。
それゆえに今回のケースは私にとっても非常に喜ばしく、「やはりこちらに相談に来て本当によかったよ」と、笑顔でいただきましたコメントにも心から嬉しく思いました。漢方薬も1種類だけ、合わせた自然薬もバイオリンクのみ。
○○という病気に対して××という薬〜という病名処方の必要が全くないまさに根本治療がうまく機能した良い例と言えるでしょう。
私がいつもここで西洋学の対症療法の長所と短所、そして漢方、自然薬の根本治療の長所と短所についてお話ししておりますが、
根本原因を言わば放置する可能性の高い化学薬品による対症療法だけで薬がどんどんと増えて行く状況を「年齢だから仕方ない」と許容するか、今回のお客様のように「気持ち悪い」と疑問を感じるか、ここで後々の健康に大きな差が出てくると思っております。
漢方薬、自然薬は体の根元を元気にするもの。時間がかかる事は性質を考えれば至極当然の事であり、そういう意味で同じ効果を西洋薬と漢方薬に期待する事がそもそもの間違いなのです。
お客様の健康を改善させる責任を持つ立場にいる以上、「○○(慢性病)はいつまで飲めば治るの?」と西洋薬を前に問われた時に「原因に対して治癒をさせる薬ではありませんのでこれだけではずっと飲まなくてはコントロールできません」ときっちり言えるのか。
少なくとも私は薬剤師である以上、ごまかしたり嘘をついてはいけないと考えます。もちろん西洋薬の有用性と服用する事の必要性(があれば)はきちんと説明しなくてはいけないのは当然ですが。
そして「じゃあどうすればいいの?」と聞かれた時に自分の引き出しから最良の答えをお客様に与えられるようになることが本当の意味での患者様本位の治療になりうると思っています。
もちろん漢方薬も万能ではありませんし、何でも治るというわけではありません。西洋薬によるコントロールが必須なケースも多々あります。そういうどちらにだけ傾倒するのではなく、あらゆる薬にもきちんと理解と知識をもって接して行く事が大切と考えています。
高血圧、高血糖、肝機能障害、さらには通風を伴う腎臓疾
高血圧服用前平均:160/90 → 130/75
空腹時血糖値 220 → 130
GOT/GPT 192/118 → 28/33
尿酸値 8.5 → 7.3
と、さすがにオールグリーンとは行かないまでもほぼ全て
こちらの方、以前は色々と西洋薬を飲んでいましたが、病
正直申しまして男性は女性に比べますとこうしたお考えを
それゆえに今回のケースは私にとっても非常に喜ばしく、
○○という病気に対して××という薬〜という病名処方の
私がいつもここで西洋学の対症療法の長所と短所、そして
根本原因を言わば放置する可能性の高い化学薬品による対
漢方薬、自然薬は体の根元を元気にするもの。時間がかか
お客様の健康を改善させる責任を持つ立場にいる以上、「
少なくとも私は薬剤師である以上、ごまかしたり嘘をつい
そして「じゃあどうすればいいの?」と聞かれた時に自分
もちろん漢方薬も万能ではありませんし、何でも治るとい