HOME健康になりたい>男性更年期は漢方で治す!
男性更年期は漢方で治す!
2014年1月30日 17:29腎・膀胱系のお話
当店に寄せられるいわゆる「更年期障害」のご相談は比率で言えば女性が多いものですが実は更年期障害は女性特有のものではなく、男性にも起こります。特徴としては40才頃から60代前半の男性に多く、加齢や心身の過度のストレスなどが引き金となって、男性ホルモンの欠乏症状が生じ、女性と同じく様々な不快な症状が表われます。問題なのは女性の更年期ほどにはまだ認知されていない事もあり、周囲の理解が得にくい分、鬱等に移行する可能性の高い深刻な問題といえるでしょう。
漢方から見た男性更年期の特徴は、緩やかに体内エネルギーである「気」が低下していくため、「気虚(ききょ)」と呼ばれる病態が表われます。代表的なものとしては、何事にもやる気が失せてきたり、集中力が低下するなどといった症状がみられます。この他にも多汗、睡眠障害、集中力・記憶力の低下、関節・筋肉系の衰え、倦怠感、イライラ、気分の落ち込み、不安、疲労感、性機能の低下なども起こりえます。
一般的には男性ホルモンなどの注射等での対応が見られますが、年代から考えても仕事や家庭、肉体の衰え等の複合的な要因が絡み合って発症するものであることからも、なかなかこれだけで改善する事は難しいと思います。逆にこうした機能低下性の疾病には補気剤を中心とした漢方での回復治療が大きな成果を上げている例が沢山あります。
お悩みであるのにどこに相談したらいいかわからない、治す手だてが見つからない、という方は多いと思います。
男性はそうでなくともなかなかご相談しにくいかとは思いますが。どうか是非ご相談ください。きっとお力になれると思います。