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胃腸障害や下痢を伴う風邪が流行った時は

2014年2月 3日 17:03カゼ、インフルエンザのお話

インフルエンザが先週あたりから激増していますが、未だに根強いのがノロウイルスをはじめとする消化器系への感冒、不調症状。インフルエンザと一緒になるとかなり酷い事になります。

症状としては重症化して2〜3日嘔吐や下痢が続く、というようなものよりも胃もたれや食欲不振、軽い吐き気や軟便が長引く、というものの方が多い傾向にあるようです。

こうした症状に対して西洋薬で何を使う?となったとしてもウイルス由来の症状の場合は下手に下痢止め等は使えないこともあり、せいぜい吐き気止めのナウゼリンや整腸剤のビオフェルミンなどに終始する事になるでしょう。ちなみに抗生物質はウイルスには無力ですので使えません。

さて、こういう時にご相談をいただけますと漢方の立場からすると腕の見せ所!ということになります。

例えばここのところご相談の内容として多いものを例としてあげていきますと・・・

・常に胃もたれのような症状があり、すっきりしない。消化不良ぎみで身体のだるさが強い
→平胃散(へいいさん)

・悪心や吐き気があり、胸のつかえを伴い、炎症を感じる下痢症状が続いている
→小柴胡湯(しょうさいこ)

・みぞおちのつかえが強く、胃部に水分の停滞感が強く、お腹がぐるぐるとなり続け下痢傾向が続く。
→半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

などなど・・同じような症状でも用いる漢方は様々に変化します。

単体で使うばかりではなく2種類ほどを組み合わせて使う事でさらに細やかにその時の体調に応じた漢方をご用意する事が可能です。漢方の最大の特徴はこうしたオーダーメイド的な運用ができるということです。

お決まりの処方で体調不良の嵐が過ぎ去るのを待つ、という消極的なものではなく、回復速度を上げ、体外へ害毒を追い出すようなポジティブな漢方薬によってできるだけ早く不快な症状を改善させて行きましょう!こうした急性症状にお悩みの方も是非ご相談ください。

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