風邪の時に化学薬品を使ってはいけないワケ
2014年7月23日 15:14元気で長生きのお話
今週日曜日、宮城は仙台にてJPS製薬東北ゼミの講師としてお招きいただき、講演を行って参りました。
東北の元気な諸先生方に私の元気も少しでもお渡しできたなら幸いです。お世話になりました皆様に心より御礼申し上げます。
さて、皆さん。上で「元気」と言う言葉を用いましたが、風邪を引かれた時に病院のお薬をお飲みになりますか?
私は絶対に飲みません。
というのも、風邪と言うのは何らかの原因により体が不調を感じているという状況です。
例えば風邪をひいた、と感じる時に発熱します。これは体が大変に活性化している状態です。発熱する膨大なエネルギーを用いて菌やウイルスと戦ったり不調を起こした部分を修復する事に努めているわけです。この時期に安静にする必要は別にありません。小さなお子さんを見て下さい、39度くらいの熱があっても元気に走り回っているでしょう?
この後で、熱が下がり、平熱よりも体温が下がってくる低温期がやってきます。安静にするのはこの時期です。大きなエネルギーを使って体の不調を取り除いた後で体を休息させてくれ、と言っているわけですから体を休め、カロリーを無理にとらずにおかゆなど消化のいいものを摂ります。果物などでもかまいません。この時期に細胞の新生が凄いスピードで進みますので体を回復させる抗酸化物質を上手に取り込むといいですね。必要なのはカロリーではありませんので無理に高カロリーのものなどを食べてはいけません。抗酸化物質は質のいい野菜や果物に多く含まれています。農薬まみれのものはもちろんNGですのでご注意を。
人によって差はあれど、高温期→低温期→修復期→回復期と体は自然に回復していきます。この差と言うのが普段からいかに体をいたわった生活を上手にできているか、と言う事につながります。
私が病院の薬を風邪の時に絶対に飲まないと言ったのは解熱剤や鎮痛剤、咳止めなどの薬をせっかく体が風邪に反応して活動している時に取り込んでしまうところに問題があるからです。これら化学薬品は=酸化物質です。風邪により体は多くのエネルギーを使いながら抗酸化物質を消費して体を自己修復していくわけですからここで酸化物質を取り込んでしまえば状況は好転するどころか悪化します。さらに問題なのはこれらの薬はまるで根本的な解決にはなり得ないと言う点。化学風邪薬をどれだけ飲んでも風邪は治りません。
風邪はこうした「病気」のプロセスを語るのに一番身近でわかりやすい例ですので今日はこのようにお話ししましたが、これは他の全ての慢性疾患にも言える事です。化学薬品で病気は治りません。治すのはあくまでも自分の力であり、普段からその力をいかに高めておくかと言うところに本当の意味での健康づくりが存在します。
元気な体を作りたければまず化学薬品から出来るだけ遠ざかる事が必要である、と私は常に考えています。