「病院の薬をしっかり飲まないから」に思う
2014年9月17日 10:46皮膚のお話
本日のタイトル。
このようにおっしゃるお客様が時々おられます。主に慢性症状に対して「いつまでたっても治らない」とお悩みの方がこのようにおっしゃることが多いのですが、これは残念ながら少なくとも慢性疾患に対しては完全な間違いです。
なぜかと言えばそもそも病院の慢性疾患に出される化学物質は「治す為の薬ではない」のですから。
いつも口を酸っぱくしてお話ししておりますが、基本的に西洋薬を含む化学物質は人体にとっては「異物」です。
服用すれば副作用が主作用と共についてきます。つまり異物故に体が拒絶するわけですから「副作用があって当たり前」なのです。
なぜそんな薬を飲まなくてはいけないのかと言えばそれはあくまでも辛い症状の「緩和」や「コントロール」をするためです。残念ですがいくら飲もうが病気そのものは治りません。
例えば重度のアトピーで気が狂うほど痒い、という症状、血圧が300を超えて命が危ない、こういった時にはコントロールしなくては日常生活が送れなくなりますので化学物質のメリットの方が高くなります。ただ、やはりこれもあくまでも症状のコントロールをしているにすぎません。慢性病が治らないのを「病院の薬をしっかり飲まないからよ」と言うのは間違いです。
まずはそこのところをご理解いただけなくてはそもそも漢方薬や自然薬を飲む意味がわかっていただけていないわけですからスタート地点にすら立てていないわけです。
化学物質とは比較にならないほど安全性は高いとはいえ、漢方薬もきちんとしたお薬です。
「友達が使って良かったから」「知り合いに勧められたから」という理由で当店にご購入にみえてもまずお売りする事はありません。きちんとその方にベストな選択をしなくては危険を伴うからです。
何の為に西洋薬を飲んでいるのか、何の為に漢方や自然薬を使うのか。
当店にご来局されて「値段が高い」とおっしゃる方もおられます。
確かに月に1万円や2万円の出費は決して安いものではないかもしれません。ですが病院をいくつもたらい回しにされた挙げ句、治るどころか根本原因を放置したせいで悪化させてしまった方はそれでもまだ「保険が利くから」とか「病院に行けば治るから」と思われるのでしょうか。だとしたら非常に残念です。少なくとも私はその方の病気を「治す」為にベストの選択をできるように常に考えています。そこに高いか安いかの論理を持ち込んで結局病気が治らなかったとすればお客様の為にはどちらが親切なのか。その点について私は迷わないようにしております。病気を治す事がご来局されたお客様への最大の親切と考えます。
病院にべったり、化学物質にべったり。
食べ物には無頓着・遅寝・タバコ・飲酒は減らしたくない・運動不足。
その環境下で「いつまでも治らない」という状況からそろそろ抜け出してみませんか?いつでもご相談ください。