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肺に潤いのなくなる「肺陰虚」タイプにご用心

2014年9月24日 09:51秋の病気のお話

西洋学ではまず結びつけて考えることのない部分ではありますが、「喉は腎の潤いを受けている」という考えがあります。

これはどういうことかといいますとのどと最も関連性の高い「肺」の臓腑がさらに「腎」の臓腑と密接に関係している、ということです。「腎」はもともと体内の水分をコントロールする働きを担っていますが、この機能が低下すると肺に潤いが行かなくなり肺がカラカラに乾燥してしまいます。これにより喉の乾燥やかゆみなどの熱症状が出るのです。簡単にいえば肺のオーバーヒート状態、という訳ですね。

肺や腎に影響が出やすくなる秋〜冬の時期にはこうした理由から特に呼吸器や喉の症状に注意が必要になります。また、こうした時期だけではなく、高齢の方や普段から潤い不足(←水を飲んでいないとか水を飲みなさい!という意味ではないので注意)の方は普段からこの陰虚体質に傾いている可能性がありますので、肺のみならず体の熱を冷ますことができづらくなることで様々なトラブルや不調の原因が起こることがありますので注意していただきたいと思います。

乾燥・かゆみ(午後になると強くなるのが特徴)
空咳・たんが少ない・声が枯れる、口が渇く、舌が真っ赤で苔が無いなどというのが一つの指標になります。

陰虚体質にはこれを改善させる漢方がきちんとありますのでお悩みの方は積極的にお試しいただければと思います。ちなみに秋冬の時期には干し柿、トマト、オリーブ、はちみつ、梅、レモンなどの食養生も取り入れていくと効果的です。

お悩みの方はいつでもご相談くださいませ。

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